
英語の分詞構文とは、接続詞と主語を省き、動詞を分詞に変えて2つの文を1つにまとめる形のことです。
When I arrived at the station, I called her. を Arriving at the station, I called her. にする、あの形です。
作り方そのものは、3つの手順で終わります。
つまずくのは作り方よりも、できた文の意味をどう読むかのほうです。
接続詞が消えているので、「〜のとき」なのか「〜なので」なのかが文の表面に書かれていません。
その読み分けを1人で確かめる相手として、AIがよく働きます。
この記事では、作り方の3ステップ、意味を見分ける手順、応用の形、AIへ貼る指示文5本、1回15分の確認の回し方を順に置きます。
- 分詞構文の作り方と、作れる条件
- 時・理由・条件・譲歩・付帯状況・結果の見分け方
- 否定・完了・受け身・独立分詞構文・with の形
- AIで作った文と読んだ文を確かめる手順
名詞を後ろから説明する分詞(the man standing there の形)は、ここでは主役にしません。
【結論】英語の分詞構文は3ステップで作り後ろの文で意味を決める
先に答えを置きます。
分詞構文は、次の3ステップで作れます。
| ステップ | やること | 例 |
|---|---|---|
| 1 | 接続詞を消す | |
| 2 | 主節と同じ主語を消す | |
| 3 | 動詞を分詞に変える | Arriving at the station, I called her. |
意味のほうは、分詞のかたまりだけを見ても決まりません。
後ろに続く主節との関係で、時・理由・条件などが決まります。
だから意味を当てるときは、いったん接続詞の文に戻してみるのが近道になります。
戻した文が自然に読めたら、その接続詞がその文の意味です。
ここで迷った文をAIに渡し、戻し方と意味の判定をそろえて返させます。
- 作り方=接続詞を消す→主語を消す→動詞を分詞にする
- 作れる条件=2つの文の主語が同じ(違うなら主語を残す)
- 意味=主節との関係で決まる(接続詞に戻して確かめる)
- AIの役割=変換の採点・意味の判定・主語のずれの指摘
自分で作った文も、読んで意味に迷った文も、同じ道具で確かめられます。
1回15分で回せる形にしてあるので、文法書の分詞構文の章と並べて使ってください。
英語の分詞構文とは|接続詞の文との違い
分詞構文は、副詞のはたらきをする分詞のかたまりです。
主節に「いつ」「なぜ」「どんな様子で」といった情報を足します。
接続詞を使った文と比べると、違いがはっきり見えます。
| 形 | 例文 | 読んだときの印象 |
|---|---|---|
| 接続詞の文 | Because I felt tired, I went to bed early. | 理由がはっきり書かれている |
| 分詞構文 | Feeling tired, I went to bed early. | 短く、文章として締まる |
2つの文が伝える中身は同じです。
分詞構文のほうは、理由の言葉が表に出ていません。
書き手が「言わなくても分かる」と判断した接続詞を省いた形だと考えると読みやすくなります。
British Council の LearnEnglish でも、分詞構文は情報を短くまとめるための形で、主に書き言葉で使うと説明されています。
小説・ニュース記事・論文で目にすることが多いのはそのためです。
現在分詞と過去分詞のどちらを使うか
分詞構文に使う分詞は2種類あります。
| 分詞 | 形 | 主節の主語との関係 |
|---|---|---|
| 現在分詞 | 〜ing | 主語が自分でその動作をする |
| 過去分詞 | 〜ed/不規則形 | 主語がその動作を受ける |
| 完了の分詞 | having+過去分詞 | 主節より前にその動作が終わっている |
選び方の基準は、主節の主語から見て「する側」か「される側」かの1点です。
この判定は後の章で、例文といっしょにもう一度扱います。
会話でも使うのか
会話の中で文頭に分詞構文を置く場面は、書き言葉より少なめです。
ただし文の後ろに「, 〜ing」を足して様子を添える形は、話し言葉でも自然に出てきます。
She came into the room, smiling at everyone. のような形がその例です。
読む力のためには文頭の形を、話す力のためには文末の形を、と分けて考えてください。
英語の分詞構文を作れる条件|主語が同じであること
分詞構文を作れるかどうかは、主語で決まります。
接続詞の側の主語と、主節の主語が同じなら作れます。
違うなら、そのままでは作れません。
| 元の文 | 主語 | 分詞構文にできるか |
|---|---|---|
| When I opened the door, I saw a cat. | I と I | できる=Opening the door, I saw a cat. |
| When I opened the door, a cat ran out. | I と a cat | そのままではできない |
2つ目の文を無理に Opening the door, a cat ran out. とすると、ドアを開けたのが猫になってしまいます。
主語がずれた分詞構文は、意味が変わるだけでなく誤りとして扱われます。
この誤りは、英語の書き方の解説で dangling modifier(懸垂修飾語)と呼ばれる形です。
Purdue 大学の Online Writing Lab も、修飾する相手が文中にはっきり書かれていない形として取り上げています。
- 分詞の動作をする人を1人に決める
- その人が主節の主語になっているかを見る
- なっていなければ、主語を残すか接続詞の文に戻す
主語が違う文でも、分詞の前に主語を残せば分詞構文になります。
これが後で扱う独立分詞構文です。
迷ったら、接続詞の文のまま書いてかまいません。
- 接続詞の側の主語と、主節の主語は同じか
- 分詞のかたまりの動作をするのは、主節の主語か
この2点がそろっていれば、作り方の3ステップに進めます。
そろわないときに無理をしないことが、分詞構文でいちばん大事な線引きになります。
英語の分詞構文の作り方|3ステップを例文で通す
作り方は、どの文でも同じ3ステップです。
例文を1本、最後まで通してみます。
元の文 While she was walking home, she saw an old friend.
STEP1 接続詞を消す → she was walking home, she saw an old friend.
STEP2 同じ主語を消す → was walking home, she saw an old friend.
STEP3 動詞を分詞にする → Walking home, she saw an old friend.
STEP1|接続詞を消す
when・while・because・if・after などの接続詞を外します。
意味を残したい接続詞は、外さずに残してもかまいません。
While walking home, she saw an old friend. のように残すと、「〜している間」がはっきりします。
STEP2|主節と同じ主語を消す
接続詞の側の主語が主節の主語と同じなら、消します。
ここで主語が違ったら、作業を止めて条件の章に戻ってください。
STEP3|動詞を分詞の形に変える
残った動詞を、意味に合わせて分詞にします。
| 元の動詞の部分 | 分詞にした形 | 理由 |
|---|---|---|
| arrived | Arriving | 主語が自分で着いた |
| was walking | Walking | be動詞を外して〜ingだけ残す |
| is written | Written | 主語が書かれる側(being は省ける) |
| had finished | Having finished | 主節より前に終わっている |
be動詞のある文は、being になった部分を省くことが多くなります。
Because the book is written in simple English, it is easy to read. を縮めた形が、Written in simple English, the book is easy to read. です。
形容詞が残る文も同じで、Tired from the long trip, she fell asleep at once. のように being を落とします。
時制がずれるときは having を使う
接続詞の側の出来事が、主節より前に起きているときは having+過去分詞にします。
After I had finished my homework, I went out. は、Having finished my homework, I went out. です。
ただし after のように前後関係が見えている文では、Finishing my homework, I went out. と書かれることもあります。
迷ったら、前に終わったなら havingと覚えておけば外しません。
接続詞ごとの意味の違いを先に整理しておくと、STEP1で何を消したのかを見失いません。
接続詞の選び方は、英語の接続詞の使い分けをAIで確認する記事にまとめています。↓
英語の分詞構文の意味の見分け方|6つの用法
分詞構文の意味は、主節とのつながりで決まります。
文法書では、次の6つに分けて説明されることが一般的です。
| 用法 | 戻すときの接続詞 | 例文 |
|---|---|---|
| 時 | when/while/after | Seeing the police officer, the thief ran away. |
| 理由 | because/as/since | Feeling tired, I went to bed early. |
| 条件 | if | Turning left at the next corner, you will see the bank. |
| 譲歩 | although | Living next door, he rarely says hello. |
| 付帯状況 | 〜しながら(and を添える) | She came into the room, smiling at everyone. |
| 結果・連続 | and then | The train stopped suddenly, throwing several passengers off balance. |
6つを丸暗記する必要はありません。
接続詞に戻して自然な方が答えです。
時|〜のとき・〜している間
Seeing the police officer, the thief ran away. は、When the thief saw the police officer と戻せます。
見たのと逃げたのがほぼ同時に続いているので、時として読むのが自然です。
理由|〜なので
Feeling tired, I went to bed early. は、Because I felt tired と戻すとぴったり合います。
主節が「早く寝た」という判断なので、その理由として読めます。
条件|もし〜すれば
Turning left at the next corner, you will see the bank. は、If you turn left と戻せます。
主節に will や can があり、まだ起きていない話なら、条件を疑ってください。
譲歩|〜だけれども
Living next door, he rarely says hello. は、Although he lives next door と戻すと意味が通ります。
譲歩の分詞構文は読み違えやすいため、書くときは Although を残すほうが親切です。
付帯状況|〜しながら
She came into the room, smiling at everyone. は、入ってきたときの様子を添えています。
文の後ろに置かれた「, 〜ing」は、付帯状況として読むとたいてい合います。
結果・連続|そして〜した
The train stopped suddenly, throwing several passengers off balance. は、止まった結果として乗客がよろけた、という流れです。
Opening the drawer, he took out a key. のように、動作が順に続く文もここに入ります。
- 主節がまだ起きていない話(will/can)なら条件を疑う
- 主節が判断や行動の決定なら理由を疑う
- 文の後ろに「, 〜ing」があれば付帯状況か結果を疑う
それでも2つの意味で読める文は、実際に存在します。
Walking along the river, I thought about my future. は、時とも付帯状況とも読めます。
こうした文は、どちらで読んでも筋が通るなら、それで正解だと考えてかまいません。
試験で1つに決める必要があるときだけ、前後の文脈を手がかりに選んでください。
英語の分詞構文で現在分詞と過去分詞を選ぶ基準
選ぶ基準は、主節の主語と分詞の動詞の関係だけです。
主語がその動作をするなら現在分詞、主語がその動作を受けるなら過去分詞を選びます。
| 文 | 主語と動詞の関係 | 正しい形 |
|---|---|---|
| 丘から見ると町は小さく見える | 町は見られる側 | Seen from the hill, the town looks small. |
| 丘から町を見ると小さく見えた | 私は見る側 | Looking at the town from the hill, I found it small. |
| 簡単な英語で書かれていて読みやすい | 本は書かれる側 | Written in simple English, the book is easy to read. |
Seeing from the hill, the town looks small. と書くと、町が自分で何かを見ていることになります。
主語を先に指でさしてから、その主語が動作をするのか受けるのかを決めてください。
この判定は、受動態の文を作るときの判定と同じ考え方です。
be動詞+過去分詞の判断に自信がない場合は、受動態の使い方をAIで練習する手順を先に通しておくと楽になります。↓
受け身の出来事が主節より前に終わっているときは、having been+過去分詞になります。
ただ、実際には having been も省かれ、過去分詞だけで始まる文がよく見られます。
Built in 1900, the house needs a lot of repairs. は、その省略された形です。
英語の分詞構文の応用形|否定・独立・with
基本の形に慣れたら、4つの応用形を押さえます。
| 応用形 | 形 | 例文 |
|---|---|---|
| 否定 | not/never+分詞 | Not knowing what to say, I kept quiet. |
| 完了の否定 | not+having+過去分詞 | Not having finished the report, I couldn’t leave the office. |
| 独立分詞構文 | 主語+分詞 | The weather being fine, we went for a walk. |
| with+名詞+分詞 | with+O+〜ing/過去分詞 | She listened to the music with her eyes closed. |
否定の分詞構文
否定の not や never は、分詞の直前に置きます。
完了形なら having の前に置くので、Not having finished の語順になります。
Having not finished と書いた形も見かけますが、文法書の基本形は Not having のほうです。
独立分詞構文
主語が違う2つの文は、分詞の前に主語を残すと分詞構文にできます。
Because the weather was fine, we went for a walk. を The weather being fine, we went for a walk. とする形が、独立分詞構文です。
It being Sunday, the bank was closed. のように、It を主語に残す形もあります。
どれもかなり硬い書き言葉なので、会話では接続詞の文のほうが自然です。
with+名詞+分詞
with のあとに名詞と分詞を置くと、そのときの様子を添えられます。
名詞が動作をする側なら現在分詞、される側なら過去分詞にします。
- She listened to the music with her eyes closed.(目は閉じられている側)
- Don’t leave the car with the engine running.(エンジンは動いている側)
- He was standing with his arms folded.(腕は組まれている側)
ここでも、現在分詞か過去分詞かを決めるのは名詞との関係です。
接続詞を残した分詞構文
意味をはっきりさせたいときは、接続詞を残したまま分詞にできます。
While waiting for the bus, I read the news on my phone. や When asked about the plan, he said nothing. がその形です。
書く側に回ったら、この形がいちばん誤解されにくい選択になります。
英語の分詞構文でよく出る慣用表現
主語がずれていても、決まり文句として使える分詞構文があります。
話し手の立場から言う表現なので、主節の主語と合っていなくても誤りにはなりません。
| 表現 | 意味 | 例文 |
|---|---|---|
| Generally speaking | 一般的に言えば | Generally speaking, prices are higher in big cities. |
| Frankly speaking | 率直に言えば | Frankly speaking, I don’t like the plan. |
| Strictly speaking | 厳密に言えば | Strictly speaking, a tomato is a fruit. |
| Judging from 〜 | 〜から判断すると | Judging from his accent, he is from Scotland. |
| Considering 〜 | 〜を考えると | Considering his age, he runs very fast. |
| Weather permitting | 天気がよければ | Weather permitting, we will have a barbecue. |
これらは、1つずつ覚えてしまうのがいちばん早い表現です。
Weather permitting は独立分詞構文の形が、そのまま決まり文句になったものです。
慣用表現かどうかに迷ったら、辞書の例文に同じ形があるかを確かめてください。
AIに聞くときも、慣用表現として辞書に載っている形かどうかを分けて答えさせると混乱しません。
英語の分詞構文をAIで確認する1回15分の手順
ここからは、AIを使って分詞構文を確かめる手順です。
文法書で形を知っても、自分で作った文が正しいかは1人では判定しにくいものです。
AIには、変換の採点・意味の判定・主語のずれの指摘の3つを任せます。
| 段階 | やること | 時間 | AIの役割 |
|---|---|---|---|
| 第1段階 | 接続詞の文を分詞構文に変える | 5分 | 変換の採点 |
| 第2段階 | 分詞構文を接続詞の文に戻す | 5分 | 意味の判定 |
| 第3段階 | 主語のずれを見抜く | 5分 | 正誤まぜた問題を出す |
第1段階|分詞構文に変える(5分)
AIに接続詞を使った文を5本出させ、自分で分詞構文に変えます。
答えを書いたら、まとめて採点させます。
見るのは、主語の一致・分詞の種類・having の有無の3点です。
第2段階|接続詞の文に戻す(5分)
今度は逆に、AIに分詞構文の文を5本出させます。
自分で接続詞の文に戻し、6つの用法のどれに当たるかを書きます。
2つの意味で読める文は、両方書いてかまいません。
第3段階|主語のずれを見抜く(5分)
AIに、正しい文と主語がずれた文をまぜて10本出させます。
ずれた文を見つけて、正しい形に直します。
書く側に回ったときに一番起きやすい誤りなので、ここで先につぶしておくのが近道です。
- 第1段階=作る 5分(AIが採点)
- 第2段階=戻す 5分(AIが用法を判定)
- 第3段階=見抜く 5分(AIが正誤を出題)
順番は、作る→戻す→見抜くのまま回してください。
作る段階で3ステップを体に通しておくと、戻す段階の速度が上がります。
見抜く段階は、作る・戻すの両方ができてから効いてくる練習です。
自分で書いた英文全体の文法をまとめて点検したい日は、英文法チェックをAIでやる手順の記事の指示文が使えます。↓
英語の分詞構文でAIへ貼る指示文5本
そのまま貼って使える指示文を5本置きます。
どれも、判定の理由を短く返させる条件を入れてあります。
変換を採点させる
あなたは英文法の採点担当です
接続詞を使った英文を5本出してください
条件
・時、理由、条件、付帯状況、完了のどれかが1本ずつ入るようにする
・5本とも、2つの文の主語は同じにする
・答えはまだ出さない
私が5本を分詞構文に書き換えたら、1本ずつ次の3点を判定してください
・主語の一致(OK/NG)
・現在分詞か過去分詞かの選び方(OK/NG)
・having が要るかどうか(OK/NG)
NG があれば、正しい形を1つだけ示し、理由を日本語で1文で書いてください
接続詞に戻して用法を判定させる
あなたは英文読解の先生です
分詞構文を使った英文を5本出してください
条件
・時、理由、条件、譲歩、付帯状況、結果の中から選ぶ
・どの用法かは書かない
私が接続詞を使った文に戻し、用法を答えます
私の答えに対して、次の形で返してください
・自然な接続詞の文(1つ)
・用法の判定(合っている/ずれている)
・2つの用法で読める文なら、その2つを両方書く
前置きや励ましは書かないでください
主語のずれた文を出題させる
あなたは英文の誤りを探す問題の作成者です
分詞構文を使った英文を10本出してください
条件
・10本のうち3〜4本は、分詞の動作をする人と主節の主語がずれた誤りの文にする
・どれが誤りかは書かない
・独立分詞構文や慣用表現(Generally speaking など)を1本まぜる
私がずれている文の番号と直した文を答えたら、正誤と正しい形を返してください
慣用表現として主語がずれていても正しい文は、その理由を1文で書いてください
自分で書いた分詞構文を添削させる
あなたは英文の添削担当です
次の英文は、私が分詞構文を使って書いたものです
1文ずつ、次の表で返してください
列=私の文/判定(OK/NG)/直した文/理由(日本語で20字以内)
条件
・分詞構文として誤りでない文は OK とだけ書く
・より自然な言い方がある場合は、直した文の列に1つだけ書く
・接続詞の文のほうが自然な場合は、そう書く
(ここに自分の英文を貼る)
用法別の例文を作らせる
Create six short English sentences that use participle clauses.
Use one sentence for each meaning: time, reason, condition, concession, attendant circumstances, and result.
Rules:
- Each sentence must be 15 words or fewer.
- Use everyday situations such as school, work, shopping, and travel.
- Make sure the subject of the participle and the subject of the main clause are the same.
- After each sentence, add the same sentence rewritten with a conjunction.
- Do not explain the grammar.
5本目だけ英語にしてあるのは、英語の指示でも同じ精度で例文が返るかを試せるようにするためです。
日本語で頼んでも英語で頼んでも、出てくる例文の質に大きな差は出にくいはずです。
ただしAIの判定にも誤りは混ざるので、迷った文は文法書や辞書の例文と突き合わせてください。
- 2つの用法で読める文を、試験向けに1つへ決める判断
- 硬い書き言葉の形を、会話で使ってよいかの判断
- AIの判定と文法書の説明が食い違ったときの最終判断
英語の分詞構文でよくある間違いと直し方
分詞構文の誤りは、ほぼ4つの型に分かれます。
| 誤りの型 | 誤りの文 | 直した文 |
|---|---|---|
| 主語のずれ | Walking down the street, the rain started. | Walking down the street, I got caught in the rain. |
| 分詞の種類 | Seeing from the hill, the town looks small. | Seen from the hill, the town looks small. |
| having の抜け | Losing my key yesterday, I can’t open the door. | Having lost my key yesterday, I can’t open the door. |
| 否定の位置 | Having not enough money, I didn’t buy it. | Not having enough money, I didn’t buy it. |
主語のずれ
いちばん多い型は、分詞の動作をする人と主節の主語がずれている文です。
Walking down the street, the rain started. では、通りを歩いているのが雨になってしまいます。
直し方は2つで、主節の主語を歩いている人に変えるか、接続詞の文に戻すかです。
While I was walking down the street, it started to rain. と戻せば、主語の問題は消えます。
分詞の種類の取り違え
日本語の「〜すると」「〜されると」に引きずられると、現在分詞と過去分詞を取り違えます。
日本語の訳ではなく、英語の主語から見た関係で決めてください。
having の抜け
昨日なくした鍵のせいで今開けられない、という文は、なくしたのが主節より前の出来事です。
そのため Having lost の形にします。
否定の位置
not は分詞の前に出すのが基本です。
Having not enough money は、そもそも have の否定の作り方としても不自然な形になります。
- 分詞の動作をするのは、主節の主語か
- 主語は動作をする側か、受ける側か
- 主節より前の出来事なら having を付けたか
- not は分詞の前に置いたか
4点を確かめても不安が残るなら、接続詞の文で書くのがいちばん安全です。
分詞構文は使わなくても英文としては成り立つので、無理に使う必要はありません。
英語の分詞構文についてよくある質問
- 分詞構文と動名詞はどう見分けますか?
-
形はどちらも〜ingですが、文の中でのはたらきが違います。
動名詞は名詞として主語や目的語になり、分詞構文は副詞として主節に情報を足します。
〜ingのかたまりのあとにコンマがあり、別に主語と動詞が続いていれば分詞構文です。
- 分詞構文は会話で使っても不自然ではありませんか?
-
文頭に置く分詞構文は、会話では硬く聞こえることがあります。
文の後ろに「, 〜ing」で様子を添える形は、会話でも自然に使われます。
迷ったときは、接続詞の文で話せば誤解されません。
- being はいつでも省略できますか?
-
being のあとに過去分詞や形容詞が続くときは、省くのがふつうです。
ただし独立分詞構文の The weather being fine のように、主語のあとに形容詞が続く being は省きません。
- 分詞構文の意味が2通りに読めるときはどうすればよいですか?
-
どちらで読んでも文の筋が通るなら、どちらの読みでもかまいません。
書く側に回ったときは、接続詞を残すと意味が1つに決まります。
- AIの判定はそのまま信じてよいですか?
-
形の誤りの指摘はおおむね役に立ちますが、誤った判定が混ざることもあります。
迷った文は、文法書や辞書の例文と突き合わせて確かめてください。
まとめ|英語の分詞構文で今日からやること
分詞構文は、接続詞と主語を省いて動詞を分詞に変えた形です。
作り方は3ステップで、意味は主節との関係で決まります。
| やること | 時間 | 確かめる点 |
|---|---|---|
| 接続詞の文を分詞構文に変える | 5分 | 主語の一致と分詞の種類 |
| 分詞構文を接続詞の文に戻す | 5分 | 6つの用法のどれか |
| 主語のずれた文を見抜く | 5分 | 直した文が自然か |
今日やるのは1つだけです。
1本目の指示文をAIへ貼り、5本の文を分詞構文に書き換えてください。
採点のNGがどの列に出たかで、自分が先に直すべき場所が分かります。
- 変換を採点させる指示文をAIへ貼る
- 出てきた5本を分詞構文に書き換える
- NGが出た列を1つだけメモして終わる
NGが出た列ごとに、次に読み直す場所は決まっています。
| NGが出た列 | 次に読み直す場所 |
|---|---|
| 主語の一致 | 分詞構文を作れる条件の章 |
| 現在分詞か過去分詞か | 現在分詞と過去分詞を選ぶ基準の章 |
| having の有無 | 作り方の章の、時制がずれるときの節 |
形が書けるようになったら、作った英文を声に出して読んでみます。
文頭の分詞のかたまりのあとで軽く区切るのが、聞き手に構造を伝えるコツです。
覚えた例文を口に出すときは、音ごとに採点してくれる発音アプリを1つ持っておくと、どの音が崩れているかをその場で確かめられます。
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名詞を後ろから説明する形の整理は、関係代名詞の使い方をAIで確認する手順にまとめています。↓
参考文献
- ELSA Speak(ELSA Speak公式サイト)
- Participle clauses | LearnEnglish(British Council公式サイト)
- Dangling Modifiers and How To Correct Them(Purdue Online Writing Lab公式サイト)
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