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英語の関係代名詞の使い方をAIで確認する手順|which・that・whoの決め方

英語の関係代名詞の使い方をAIで確認する手順|which・that・whoの決め方

英語の関係代名詞の使い方で迷う場所は、実は1か所しかありません。

2つの文を1つにするときに、どの語を消すかです。

消す語が決まれば、who・which・that・whose のどれを置くかは、選ぶまでもなく決まります。

逆に、消す語を決めないまま関係詞だけを選ぼうとするから、毎回が勘になります。

この記事には、担当表、判定の3手順、AIに投げる指示文6本、1回15分の練習手順を置きます。

文法用語は最小限にします。

関係副詞の where と when は、関係代名詞とまったく同じ場面で迷うので、最後に1章だけ足しました。

時制・冠詞・前置詞の使い分けはこの記事では扱いません。

関係詞だけに絞ります。

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【結論】英語の関係代名詞の使い方は2文を1文にするとき何を消すか

英語の関係代名詞の使い方は、3つの問いに順番に答えるだけで決まります。

①2つの文で重なっている名詞はどれか、②その名詞は2文目で主語か目的語か所有者か、③その名詞は人か物か。

この3つが埋まった時点で、置く語は1つか2つに絞られています。

なぜこの順番なのか、理由は3つあります。

1つ目は、関係代名詞が「情報を足す語」ではなく「重複を消す語」だからです。

一次ソースのCambridge Dictionaryも、関係詞節の役目を「情報を繰り返さずに文をつなぐこと」と定義しています。

足し算の発想で選ぼうとすると、消すべき名詞が文の中に残って二重になります。

2つ目は、主語か目的語かで、省略できるかどうかが正反対になるからです。

目的語なら関係詞を丸ごと消せますが、主語なら消した瞬間に文が壊れます。

3つ目は、人か物かで who と which が分かれるだけで、that はその両方を引き受ける語だからです。

つまり that は「迷ったときの逃げ道」として使えます。

ただし逃げ道が塞がれる場面が1つだけあります。

カンマが付いた関係詞節、いわゆる非限定用法では that が使えません。

この1点だけ先に覚えておくと、残りは表を見れば済みます。

英語の関係代名詞の担当表|who・which・that・whose・whomの使い方を1枚に

まず全体像を1枚にします。

この表の出どころは、Cambridge Dictionaryの Relative pronouns のページです。

例文も、そのページに載っている文をそのまま引いています。

表は左から3列目までを見れば足ります。

関係詞指すもの使える用法文の中での役割例文
who人(ペットの動物にも使う)限定・非限定の両方主語・目的語We don’t know the person who donated this money.
which物と動物限定・非限定の両方/文全体も受ける主語・目的語We drove past my old school, which is celebrating its 100th anniversary this year.
that人・物・動物(くだけた言い方)限定だけ主語・目的語He went to the school that my father went to.
whose所有(人と動物。形式ばった文では物にも)限定・非限定の両方名詞の直前に置くThe Kingfisher group, whose name was changed from Woolworths earlier this year, includes about 720 high street shops.
whom人(書き言葉。前置詞とセットが多い)限定・非限定の両方目的語だけThe parents whom we interviewed were all involved in education in some way.
何も置かない―限定だけ目的語のときだけHe went to the school my father went to.

「使える用法」の列が、この表でいちばん効く列です。

限定だけと書いてあるのは that と省略の2つしかありません。

裏を返すと、カンマ付きの文を書くときに使える札は who・which・whose・whom の4枚だけです。

whom については、話し言葉ではほとんど出てきません。

書き言葉のほうが、話し言葉よりずっと多く使われます。

メールや文書を英語で書く人だけ、後半のwhomの章を読んでください。

英語の関係代名詞の使い方は3手順で決まる|消す語の見つけ方

ここが、この記事でいちばん持ち帰ってほしい部分です。

関係詞を選ぶのではなく、消す語を探します。

紙でもメモアプリでも、手を動かしながら読んでください。

手順1|重なる名詞を囲む

つなぎたい2文を、まず別々のまま並べて書きます。

The couple posted a Christmas present to their daughter.

Their daughter lives in South Africa.

両方に出ている名詞は their daughter です。

これが消す語です。

消すのは必ず2文目のほうで、1文目は1文字も触りません。

ここを逆にすると、日本語の語順に引きずられた英文になります。

手順2|2文目での役割を見る

消す名詞が、2文目の中で何をしているかを見ます。

Their daughter lives in South Africa. では、their daughter は主語です。

役割は主語・目的語・前置詞の後ろ・所有者の4つしかありません。

4つのどれかを声に出して言えたら、この手順は終わりです。

手順3|役割から関係詞を選ぶ

役割と、人か物かの2つを表に当てます。

2文目での役割人のとき物のとき省略できるか
主語who / thatwhich / thatできない
目的語who / whom / thatwhich / thatできる(限定用法のみ)
前置詞の後ろwhom(前置詞を前に置く)/who(前置詞は文末)whichできる(前置詞は文末に残す)
所有者whosewhoseできない

さきほどの例は「人・主語」なので、who か that です。

ただしこの文はカンマを打って足す情報なので、that は使えません。

The couple posted a Christmas present to their daughter, who lives in South Africa.

もう2例、同じ手順で処理します。

元の2文重なる名詞2文目での役割1文にした形
This is the book. / We’re reading this book at the moment.this book(物)目的語This is the book which we’re reading at the moment.
She’s the woman. / I was talking about the woman.the woman(人)前置詞 about の後ろShe’s the woman who I was talking about.
They’re the people. / The people bought our house.the people(人)主語They’re the people who bought our house.
Here are some cells. / The researcher has identified some cells.some cells(物)目的語Here are some cells which the researcher has identified.

3行目と4行目の違いに注目してください。

主語のときは関係詞の直後にいきなり動詞が来ます。

目的語なら、そのうしろに I や he といった別の主語が続きます。

この形の差が、そのまま省略できるかどうかの判定にもなります。

英語の関係代名詞でthatが使えない場面|カンマの有無が境目

関係詞節には2種類しかありません。

カンマを打たないものと、カンマで挟むものです。

日本の学校英語では限定用法・非限定用法と呼びます。

Cambridgeの定義はもっと単純で、前者は「それが無いと誰のことか分からない情報」、後者は「無くても分かる追加の情報」です。

判定は、関係詞節を指で隠すだけで終わります。

基準1|隠して困るならカンマなし

The soldier who had gold stripes on his uniform seemed to be the most important one.

who 以下を隠すと、どの兵士の話か分からなくなります。

だからカンマは打ちません。

Cambridgeは、限定用法にカンマを打つことを明確に誤りとして挙げています。

英文Cambridgeの扱い
Sally is a committee member who finds it difficult to make decisions.正しい形
Sally is a committee member, who finds it difficult to make decisions.Not: として誤り扱い

基準2|隠しても通るならカンマあり

The tour party was weakened when Gordon Hamilton, who played in the World Cup team, withdrew yesterday.

who 以下を隠しても、誰が離脱したのかは名前で分かります。

固有名詞や「1つしかない物」が先行詞のときは、ほぼ非限定になります。

my mother、my car、the sun のような語が来たら、カンマを疑ってください。

基準3|カンマの中にthatは入れない

ここが日本語話者の事故の多発地点です。

that は限定用法でしか使えません。

形英文Cambridgeの扱い
カンマなし+thatI think anyone that speaks in public is nervous beforehand.正しい(who の代わりに使える)
カンマあり+whichHer car, which was very old, broke down after just five miles.正しい
カンマあり+thatHer car, that was very old, broke down after just five miles.Not: として誤り扱い
カンマあり+that(人)Allen, that scored three goals in the first game, was the only player to perform well.Not: として誤り扱い

カンマを打った瞬間に、that という札は手札から消えます。

この1行だけ暗記すれば、非限定用法の事故は起きません。

カンマ1つで意味が変わる例

カンマは飾りではなく、意味を切り替えるスイッチです。

Cambridgeは、まったく同じ語並びで意味が変わる例を2組出しています。

英文カンマ伝わる中身
His brother, who works at the supermarket, is a friend of mine.あり兄弟は1人だけ。その人がスーパーで働いている
His brother who works at the supermarket is a friend of mine.なし兄弟は複数いる。そのうちスーパーで働いているほうの話
It’s hoped that we will raise £10,000 for local charities, which help the homeless.あり対象の地元の慈善団体は全部がホームレス支援をしている
It’s hoped that we will raise £10,000 for local charities which help the homeless.なし地元の慈善団体のうち、ホームレス支援をしているところだけが対象

英文メールで条件や範囲を書くとき、この差はそのまま金額や対象者の話になります。

文法の細かい話ではなく、実務の話だと思ってください。

英語の関係代名詞を省略できる条件|目的語のときだけ

省略の条件は2つあり、両方そろったときだけ消せます。

①カンマの無い限定用法であること、②消す名詞が2文目で目的語であること。

どちらか一方でも欠けたら、関係詞は置いたままにします。

条件1|限定用法であること

Sir James, whose birthday is on February 26, plans to lay on a big party.

この文の whose は消せません。

カンマで挟まれた追加情報だからです。

Clare, who I work with, is doing the London marathon this year. も同じで、who を抜くと誤りになります。

条件2|目的語であること

目的語かどうかは、関係詞の直後を見るだけで分かります。

英文関係詞の役割省略省略した形
German is a language which I’ve found hard to learn.目的語(直後が I )できるGerman is a language I’ve found hard to learn.
She’s the singer who I heard on the radio.目的語(直後が I )できるShe’s the singer I heard on the radio.
There’s a hill which begins three miles after the start of the race.主語(直後が動詞 begins )できない―
Here are some cells the researcher has identified.目的語すでに省略ずみ―

関係詞の直後が動詞なら、それは主語なので消せません。

関係詞の直後に別の主語(I、he、the researcher など)が来ていたら、消せます。

この見分け方は、リスニングで関係詞が消えた文を聞き取るときにも同じように使えます。

前置詞は文末に残す

前置詞の後ろの名詞を消すときも、省略はできます。

ただし前置詞そのものは消えず、関係詞節の最後に残ります。

形英文
関係詞を置いた形She was at the garden party which I was telling you about.
省略した形She was at the garden party I was telling you about.

about を落とすと、何について話していたのかが消えて文が成立しません。

英作文の添削で、私がいちばん多く赤を入れるのがここです。

英語の関係代名詞whoseとwhom、関係副詞whereの使い方

ここからは、出番は少ないのに出てくると手が止まる3つを片づけます。

whose、whom、そして where・when・why です。

whoseは所有の語と入れ替える

whose は、my・your・his・her・its・our・their・所有格のsの代わりに置く語です。

He’s marrying a girl whose family don’t seem to like him.

元の2文目は The family of the girl don’t seem to like him. です。

whose の直後には必ず名詞が来ます。

whose family、whose name、whose sitting room のように、2語セットで動くと考えてください。

物に使えないと習った人もいますが、形式ばった文では物にも使います。

It is a rambling Tudor house, whose sitting room looks out over a wonderful walled garden. が実例です。

whomは前置詞とセットで使う

whom が生き残っている場所は、前置詞の直後です。

to whom、for whom、with whom の形なら、書き言葉として今も普通に使われます。

形式ばった書き方くだけた書き方
There was only one person to whom the old man spoke.There was only one person who the old man spoke to.
She smiled as she remembered the quiet scholar with whom she had shared a love of books.She smiled as she remembered the quiet scholar who she had shared a love of books with.

who を使うときは、前置詞を文末へ回します。

Of all my friends, she’s the one who I know I can rely on. が正しい形です。

前置詞を who の直前に置く形は、Cambridgeが誤りとして挙げています。

that も同じで、前置詞を直前に置けません。

We’ve got some tennis balls that you can play with. は正しく、with that の形は誤りです。

where・when・whyの決め方

関係副詞は、前置詞+which をまとめて1語にしたものだと考えると迷いません。

語受ける名詞例文前置詞+whichで書くと
where場所I know a restaurant where the food is excellent.a restaurant at which the food is excellent
when時There isn’t a day when I don’t feel rushed off my feet.a day on which I don’t feel rushed
why理由Do you know the reason why the shop is closed today?the reason for which the shop is closed

where を使うか which を使うかで迷ったら、消した名詞に前置詞が付いていたかを見ます。

付いていたら where、付いていなければ which です。

This is the restaurant which I visited last year. は visit が前置詞を取らないので which になります。

場所の名詞だから where、という覚え方をしていると、ここで必ず外します。

英語の関係代名詞の使い方をAIに判定させる指示文6本

ここからは、そのままコピーして使える指示文です。

ChatGPT、Gemini、Claudeのどれでも同じように動きます。

6本は上から順に使ってください。

順番を入れ替えると、自分で判断する回数が減って練習になりません。

指示文1|消す語を抜かせる

あなたは英語の関係詞だけを見る採点役です。
これから私が書いた英文を渡します。
関係詞に関係することだけを、次の順番で日本語で答えてください。

1. 関係詞節を全部見つけて表にする
   列は「関係詞節(原文のまま)・先行詞・関係詞・節の中での役割」
   役割は 主語/目的語/前置詞の後ろ/所有者 の4つのどれかに必ず分類する
2. その関係詞節を、もとの2つの文に戻して書く
   列は「1文目・2文目・両方に出ている名詞」
3. 2文に戻せない関係詞節があれば、その理由を1行で書く

条件
・時制、冠詞、前置詞、語彙の指摘は一切書かない
・褒め言葉と総評は書かない
・判断できない箇所は「文脈が足りないので判断できない」と書く

私の英文:
(このあとに貼り付けます)

2番の「2文に戻させる」が、この指示文の肝です。

戻せない関係詞節は、たいてい消す名詞を間違えています。

指示文2|限定か非限定かを判定

次の英文について、関係詞節が限定用法か非限定用法かだけを判定してください。
他の観点は評価しません。

出力は表にしてください。列は次の5つです。
・関係詞節
・限定か非限定か
・判定の決め手(節を隠すと先行詞が特定できなくなる/隠しても特定できる のどちらか1つ)
・今のカンマの打ち方が合っているか(合っている/カンマを足す/カンマを取る)
・カンマを変えた場合に意味がどう変わるか(1行)

条件
・決め手は必ず1つだけ選ぶ。両方書かない
・意味が両方取れる文には「どちらも成立」と書き、2通りの意味を1行ずつ書く
・書き換えた英文は出さない。判定だけを返す

私の英文:
(このあとに貼り付けます)

カンマを変えたときの意味の差まで書かせるのが重要です。

「カンマが要ります」だけ返ってきても、次に同じ判断ができるようになりません。

指示文3|thatの可否を判定

次の英文に出てくる関係詞を、that に置き換えられるかどうかだけを判定してください。

出力は表にしてください。列は次の4つです。
・今の関係詞
・that に置き換えられるか(できる/できない)
・できない場合の理由(非限定用法だから/前置詞が直前にあるから/whose だから のどれか1つ)
・置き換えた場合の文(できる場合だけ)

条件
・理由は上の3つの言葉のどれかをそのまま使う。別の言い方をしない
・くだけた言い方になるかどうかの注意を、できる場合だけ1行足す
・その他の文法指摘は書かない

私の英文:
(このあとに貼り付けます)

理由の選択肢を3つに固定しているのがポイントです。

自由に書かせると、毎回ちがう言葉で同じことを説明してきます。

指示文4|省略できるかを判定

次の英文の関係詞について、省略できるかどうかだけを判定してください。

出力は表にしてください。列は次の5つです。
・関係詞
・節の中での役割(主語/目的語/前置詞の後ろ/所有者)
・限定か非限定か
・省略できるか(できる/できない)
・省略した文(できる場合だけ。前置詞は文末に残す)

条件
・「目的語かつ限定用法」のときだけ できる と判定する
・主語のときは、省略すると文が壊れることを1行で示す
・省略した文のほうが自然かどうかの好みは書かない

私の英文:
(このあとに貼り付けます)

判定の条件をこちらから先に渡しているので、答えがぶれません。

AIに基準そのものを考えさせると、日によって答えが変わります。

指示文5|2文を1文にさせる

次に渡す日本語の内容を、2つの英文に分けてから、関係詞で1文にまとめてください。

出力は表にしてください。列は次の5つです。
・1文目
・2文目
・両方に出ている名詞
・その名詞の2文目での役割
・1文にした英文

条件
・関係詞は who / which / that / whose / whom / 省略 のどれかを使う
・非限定用法にする場合はカンマを必ず打ち、that は使わない
・1文にした英文は、もとの2文より語数が減っていることを確認する
・語数が減らない場合は「関係詞でまとめる必要がない」と書く

日本語の内容:
1.
2.
3.
4.
5.

最後の「語数が減っているか」を確認させる条件を、必ず残してください。

関係詞は重複を消す道具なので、語数が増えたなら使う理由がありません。

日本語の内容は、自分の仕事や生活の話にしてください。

教材の例文で回すと、判定はできても自分の英文が変わりません。

指示文6|3日分の癖を集計

次に渡すのは、私がこの3日間に書いた英文と、それに対する関係詞の指摘です。
まとめて集計してください。

出力は次の3つだけです。

1. 指摘の回数が多い順の表
   列は「間違いの型・回数・代表例(原文と直した形)」
   型は次の6つに必ず分類する
   (a) 非限定なのに that を使った
   (b) 限定なのにカンマを打った
   (c) 主語の関係詞を省略した
   (d) 節の中に代名詞が二重に残った
   (e) 前置詞を落とした
   (f) where と which を取り違えた
2. 3日とも出ている型を1つだけ名指しする
3. その型だけを直すための練習を1つ、3行以内で書く

条件
・関係詞以外の指摘は集計に入れない
・励ましと総評は書かない

6本のうち、実力が動くのはこの最後の1本です。

1回ごとの指摘は忘れますが、3日続けて出た型は自分の癖です。

そこだけを直せば、指摘の総数がまとめて減ります。

英語の関係代名詞を1回15分で練習する手順

指示文だけ持っていても、使う順番が決まっていないと続きません。

1回15分、分単位で区切った手順を置きます。

時間やること使う道具ここで得るもの
0〜3分その日にあったことを日本語で5行書くメモアプリ自分の話という材料
3〜7分5行を英語にする。関係詞を最低2回は使う紙かメモアプリ自分で選んだ関係詞
7〜9分指示文1を投げて、2文に戻させるAI消す語が合っていたかの確認
9〜11分指示文2を投げて、カンマの判定をさせるAI限定・非限定の判定
11〜13分指示文4を投げて、省略できるかを見るAI目的語かどうかの確認
13〜15分直した5行を、声に出して2回読むなし語順の感覚

調べる前に書く、という順番だけは崩さないでください。

先にAIへ聞いてしまうと、選ぶ練習が1回も起きません。

指示文3と5は、週に1回まとめて回せば足ります。

指示文6は3日ためてから投げてください。

毎日投げても、集計する材料がそろいません。

英語の関係代名詞の使い方でやりがちな失敗6つ

添削していて繰り返し出てくる型は、6つに収まります。

どれも一次ソースのCambridgeが Not: として誤り扱いしている形と重なります。

自分がどれに当たるかだけ、先に見つけてください。

失敗1|節の中に代名詞が残る

いちばん多い型です。

英文Cambridgeの扱い
She’s the lady who lent me her phone.正しい形
She’s the lady who she lent me her phone.Not: として誤り扱い(she が二重)

who がすでに主語の仕事をしているので、she は要りません。

There are now only two schools in the area that actually teach Latin. も同じで、that のあとに they を置くと誤りになります。

消す語を消し切れていない、というのがこの失敗の正体です。

失敗2|目的語が二重に残る

失敗1の目的語版です。

We had a lovely meal at the place which Phil recommended. が正しい形です。

which Phil recommended it と書くと、目的語が2つになって誤りになります。

They went to the same restaurant that Mark had been to. も、末尾に it を足すと誤りです。

日本語で考えると「そこに行った」の「そこ」を訳したくなります。

その「そこ」は、関係詞がすでに引き受けています。

失敗3|逆に主語が足りない

失敗2を気にしすぎると、今度は削りすぎます。

They met at the gallery that Jane had talked about. が正しい形です。

that had talked about のように Jane を落とすと、誰が話したのかが消えて誤りになります。

関係詞が目的語のときは、節の中に主語が必ず要ります。

失敗4|非限定にthatを使う

カンマを打った直後に that を書いてしまう型です。

It gives me a good chance to improve my Italian, which has become a little bit rusty. が正しい形です。

カンマのあとの that は、Cambridgeが典型的な誤りとして名指ししています。

書いたあとにカンマを探して、直後の語を確認する癖をつけてください。

失敗5|whatを関係詞に使う

日本語の「〜すること」に引かれて what を置く型です。

英文Cambridgeの扱い
Another activity which I have chosen is photography.正しい形
Another activity what I have chosen is photography.Not: として誤り扱い

先行詞になる名詞がすでに文にあるなら、what は置けません。

So, he can make himself easily understood in the two languages, which helps a lot. も、which を what にすると誤りです。

失敗6|物にwhoを使う

書き慣れてくると、かえって出る型です。

She’s written some great cookery books which have got pictures of delicious-looking recipes. が正しい形です。

books who の形は誤りとして挙げられています。

ただし例外が2つあります。

ペットの動物には who を使うことがあります。

That’s the dog who doesn’t like me. はCambridgeに載っている例文です。

もう1つは、committee・government・team のような人の集まりを指す名詞です。

Nicola phoned the fire brigade, who then alerted the police and social workers. のように who を使います。

英語の関係代名詞を教えてきて分かったこと

ここは、英語講師・英語コーチとして人に教えてきた中での観察です。

文法書に書いてあることではなく、目の前で起きていたことだけを書きます。

詰まるのは語順の1か所

日本語は、説明を名詞の前に置きます。

「スーパーで働いている兄」の順番です。

英語は名詞を先に出してから、後ろに説明をぶら下げます。

この入れ替えが、話しながらだと間に合いません。

会話で詰まる人は、文法を知らないのではなく、順番の入れ替えに時間が足りていないだけです。

だから練習は、書く前に2文に分けて並べるところから始めます。

30歳から始めた側の実感

私は30歳のとき、英検3級のところから英語をやり直しました。

語学学校、ワーキングホリデー、大学という3つの形で留学を通りました。

最初の海外勤務はオーストラリアで、いまはカリフォルニアに住んでいます。

その中で、関係詞が口から出るようになったのは文法をやり直したからではありません。

同じ内容を何度も言い直す場面が増えたからです。

言い直しの回数が、そのまま語順の入れ替えの練習量になっていました。

AIに任せない部分を決める

AIに渡してよいのは、判定と集計です。

渡してはいけないのは、消す語を決める工程です。

そこを渡した瞬間、この記事の3手順が1回も起きません。

手順の7分より前は、人の仕事として残してください。

この記事の情報の取り方

この記事の文法の定義と例文は、Cambridge Dictionaryの文法ページから取りました。

2026年9月21日に、次の4ページを確認しています。

本文で「誤りとして挙げられています」と書いた形は、すべて上のページに Not: として載っているものです。

まとめ|英語の関係代名詞の使い方を決めるのは消す語

持ち帰るのは、次の5行だけで足ります。

  • 2文に分けて、両方に出ている名詞を探す。それが消す語
  • 消す語が2文目で主語か目的語か所有者かを見る
  • 人なら who、物なら which、くだけた言い方なら that
  • カンマを打ったら that は使えない
  • 目的語かつカンマなしのときだけ、関係詞を丸ごと消せる

今日やることを1つだけ選ぶなら、指示文1です。

自分が書いた英文を2文に戻させると、消し忘れと消しすぎが一度に見えます。

そこから先は、15分の手順を回すだけで前に進みます。

直した英文を声に出して読む段階まで来たら、発音を音ごとに採点してくれるアプリを1つ持っておくと、自分では気づきにくい音のずれが点数で見えます。

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英語の関係代名詞の使い方についてよくある質問

Q. who と that は、どちらを使ってもいいのですか。

A. カンマの無い限定用法なら、どちらでも構いません。

that のほうがくだけた響きになると、Cambridgeは説明しています。

Q. 会話では whom を使わなくていいですか。

A. 会話ではほとんど出てきません。

前置詞を文末に回して who を使うか、関係詞ごと省略する形が普通です。

Q. カンマを打つかどうか、どうしても決められません。

A. 関係詞節を指で隠して、先行詞が誰のことか特定できるかを見てください。

特定できるならカンマあり、できないならカンマなしです。

Q. 関係詞を省略すると、くだけすぎませんか。

A. Cambridgeは、省略をくだけた言い方として紹介しています。

書類や論文なら関係詞を置き、メールや会話なら省略する、という使い分けで問題ありません。

Q. whose は物にも使えますか。

A. 形式ばった文なら使えます。

くだけた文では、of which や別の言い方に置き換えるほうが自然に読まれます。

Q. 文全体を受ける which とは何ですか。

A. 直前の名詞ではなく、直前の文まるごとを指す使い方です。

There’s going to be a new headteacher in September, which is good. が実例で、この用法は which しか使えません。

Q. AIの指摘が毎回変わるときは、どうしますか。

A. 判定の基準を指示文の側で固定していないことが原因です。

この記事の指示文は、理由の選択肢を先にこちらから渡す形にしてあります。

同じ指示文で3日分をためて、指示文6で集計させてください。

3日とも出てきた型が、あなたが直す1か所です。

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