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英語のポッドキャストは初心者がどう選ぶか|AIで難易度を測る手順

英語のポッドキャストは初心者がどう選ぶか|AIで難易度を測る手順
英語のポッドキャストは初心者がどう選ぶか|AIで難易度を測る手順

英語のポッドキャストを、初心者が最初の1本で選び損なうのは、難易度を測らずに人気の番組から入るからです。

再生数が多い番組は、話し手が自然な速さで話しているぶん、入口としてはいちばん重い教材になります。

最初にやるのは番組探しではなく、自分が今どのくらいの速さまで拾えるのかを1つの数字にすることです。

番組を選ぶ前に、測る基準を決めてしまいます。

この記事では基準を3つに絞り、AIに難易度を測らせてから番組を決める手順を1回20分の形で置きました。

20分の中身は、書き起こしを集める3分・語彙の重さを出す7分・速さを測る5分・聞く順番を決める5分の4本立てです。

  • そのままコピーして貼れるAIへの指示文が5本
  • 速さ・1本の長さ・書き起こしの有無で番組をふるい分ける一覧表
  • 1回20分で難易度を測りきる時間配分
  • 同じ1本を7日間で回しきる型

読み終わったときに残るのは、今日聞く1本と、その1本を何回どう聞くかの段取りになります。

扱わないことも先に書いておきます。

配信アプリの画面の並びや、ボタンの呼び名はここでは断定しません。

アプリの更新で変わる名前は、手元の画面で確かめるほうが早いです。

個別のおすすめ番組をずらりと並べることも、この記事の役目ではありません。

番組名を10本知るより、自分で難易度を測れるようになるほうが先です。

TOC

【結論】英語のポッドキャストは初心者でも3つの条件で選べる

結論から書きます。

初心者が番組を選ぶときに見るのは、話す速さ・1本の長さ・書き起こしの有無の3つだけで足ります。

ジャンルの好みや話し手の人気は、この3つがそろってから考える話です。

見るのは速さと長さと書き起こし

3つに絞る理由は、どれもAIと自分の耳で数分のうちに測れることにあります。

測れない基準をいくら並べても、番組を前にしたときの判断は1つも進みません。

初心者が最初に見る3つの条件

3つの条件は、それぞれ別の失敗を防ぐために置いてあります。

速さは、そもそも音を拾えるかどうかを決める条件です。

長さは、最後まで残るかどうかに直結します。

書き起こしがあるかどうかは、答え合わせができるかどうかの分かれ目になります。

3つのうち1つでも欠けた練習は、聞いた気になるだけの時間です。

  • 話す速さ|1分だけ聞いて拾えた語が8割以上
  • 1本の長さ|10分以内、長くても15分
  • 書き起こし|本文かPDFが無料で手に入る

3点そろった番組の実例が、BBC Learning English の 6 Minute English です。

1本は6分で、レベルは Intermediate と示されています。

各回のページから、書き起こしとワークシートのPDFを無料で落とせます。

新しい回は、週に1本のペースで増えていく番組です。

同じページには、もっとやさしいものが要る人への入口として Real Easy English も案内されています。

人気の番組から選ばない理由

人気の番組は、たいてい母語話者どうしの雑談で成り立っています。

雑談は速く、省略が多く、言い直しがほとんど入りません。

人気と聞き取りやすさは、まったく別の軸です。

初心者にとっては、学習者向けに作られた番組のほうが最初の教材として素直になります。

学習者向けの番組は、話す速さを落とし、言い直しを入れ、語彙の説明まで挟む設計です。

6 Minute English も、ラジオ番組の抜粋で理解を助け、そのうえで重要な語彙を教える番組になります。

AIに測らせる前に決める1つの数字

番組をAIに測らせる前に、自分の側の数字を1つだけ決めておきます。

その数字が「1分あたり何語までなら拾えるか」です。

自分の上限が分からないと、測った結果を判定できません。

上限は、書き起こしのある番組を1本使えば10分で出せます。

やり方は、1分だけ聞いて、聞き取れた語を書き起こしの上で数えるだけです。

  • 拾えた語が8割を超える|そのままの速さで続ける
  • 拾えた語が6割から8割|再生速度を落として同じ番組を使う
  • 拾えた語が6割を下回る|もっとやさしい番組に替える

この表を当てるだけで、その番組を今日から使えるかどうかが決まります。

6割を下回る番組は、今の入口としては重すぎる番組です。

1つの数字が決まってから、番組を並べる作業に入ります。

英語のポッドキャストが初心者に向く理由と、向かない場面

ポッドキャストは、初心者にとって強い教材にも、続かない教材にもなります。

差が出るのは番組の質ではなく、何の役目を与えたのかという点です。

向き不向きは、番組ではなく使い道で決まります。

場面ポッドキャストの向き理由
通勤・家事など手がふさがる時間向く音だけで完結し、画面を見ずに進む
同じ内容を何度も重ねたいとき向く1本を繰り返し再生でき、区切りが短い
初めて出会う文法を理解したいとき向かない音は流れて消え、戻って読み直せない
単語の意味を1つずつ確認したいとき向かない止めるたびに流れが切れ、時間あたりの量が落ちる

表の使い方は、今日やりたいことがどちらの列に入るかを先に決めることです。

音だけで進む教材としての強み

ポッドキャストの最大の強みは、目を使わずに済むことです。

画面を見る必要がないので、動かしている手を止めずに練習の時間を作れます。

耳だけ空いている時間を、そのまま教材に変えられます。

もう1つの強みが、1本が短く区切られている点です。

6分の番組なら、1日の中に3回入れても20分に届きません。

短い区切りは、同じ1本を繰り返す練習との相性がとてもよい条件になります。

初心者に向かない3つの場面

向かない場面もはっきりしています。

1つ目は、文法をゼロから理解したいときです。

理解のための読み直しは、文字のほうが速いです。

音は流れて消えるので、戻って読み直す動作がどうしても遅くなります。

2つ目は、1語ずつ意味を確かめたいときです。

止めて調べるたびに流れが切れ、30分かけて1分しか進まない事故が起きます。

  • 文法をゼロから理解する|文字の教材に回す
  • 1語ずつ意味を確かめる|聞き終わったあとにまとめてやる
  • 口の形を直す|映像のある教材に回す

3つ目は、発音の口の形を直したいときです。

音だけでは舌や唇の位置が見えないので、映像のある教材のほうが向いています。

BBC Learning English の Pronunciation には The Sounds of English が置かれています。

こちらは英語の子音と母音の音を映像で見せる案内で、見て、聞いて、繰り返すだけの作りです。

動画やニュースと役割を分ける

ポッドキャストだけで全部をやろうとすると、必ずどこかが薄くなります。

役割を分けたほうが、1つあたりの負荷は軽くなるはずです。

音は量を積む係、文字は精度を上げる係に分けます。

ニュース記事を教材に変える手順は、ポッドキャストとは別に組んだほうが速く回る部分です。

文字の側で精度を上げるやり方は、英語ニュースで勉強する方法の記事にまとめています。↓

役割を分けると、どちらかをやらなかった日の罪悪感も消えます。

音の日と文字の日を交互に置くだけで、1週間の設計はほぼ終わりです。

英語のポッドキャストで初心者がつまずく3つの原因

続かない原因は、だいたい次の3つに整理できます。

自分がどれで止まっているかを先に決めてから、対応する手順に進んでください。

原因を決めないまま番組を変えても、同じ所で止まります。

速さが自分の限界を超えている

1つ目の原因は、番組の速さが自分の上限を超えていることです。

上限を超えると、単語が塊のまま流れ、意味を取る前に次の文が来ます。

速さが合っていない時間は、量として数えません。

この状態で30分聞いても、残るのは英語を聞いたという記憶だけです。

直し方は2つあります。

1つは、話す速さそのものが遅い学習者向けの番組に替えることになります。

  • 番組を替える|学習者向けに作られた番組に移る
  • 速度を落とす|同じ番組を拾える速さまで下げる
  • どちらも判定は同じ|拾えた語の割合だけを見る

もう1つは、同じ番組の再生速度を落として、拾える速さまで下げる方法です。

どちらを選んでも、判定に使う数字は拾えた語の割合ひとつで足ります。

判定の数字を1つに固定すると、迷う時間が消えます。

1本が長すぎて最後まで残らない

2つ目の原因は、1本が長すぎることです。

30分の番組を選ぶと、最初の5分で集中が切れ、残り25分は再生されているだけになります。

初心者の1本は、10分以内に収めます。

10分以内なら、同じ1本を3回重ねても合計30分です。

繰り返しの回数が確保できると、2回目に聞こえる音は確実に増えていく部分です。

長い番組をどうしても使いたいときは、章ごとに切って1回分を10分以内にしてください。

書き起こしが無く答え合わせできない

3つ目の原因は、書き起こしが無いことです。

書き起こしが無いと、聞き取れなかった箇所がどこだったのかを特定できません。

答え合わせができない練習は、記録が残りません。

特定できないまま次の番組へ進むので、同じ音で何度でも落ちます。

6 Minute English は、各回のページから書き起こしとワークシートのPDFを無料で配っている番組です。

同じページには無料の対話式クイズも置かれていて、聞いたあとの確認までその場で終わります。

書き取れない箇所の切り分けは、ディクテーションをAIでやる手順の記事が近いです。↓

書き起こしが無い番組は、入口の1本目には選ばないでおきます。

答え合わせができる番組から始めるほうが、遠回りになりません。

英語のポッドキャストを選ぶ基準の一覧表

ここまでの3つを、そのまま判定に使える形にまとめました。

番組のページを開いたら、この表を上から順に当てるだけで済みます。

判定は3行で終わらせます。

見るところ初心者の合格ライン測り方
話す速さ1分だけ聞いて拾えた語が8割以上書き起こしの上で拾えた語を数える
1本の長さ10分以内、長くても15分番組ページの再生時間を見る
書き起こし本文またはPDFが無料で手に入る各回のページに配布があるか確かめる
語彙の重さ基本2,809語の外に出る語が1割未満書き起こしをAIに渡して数えさせる
更新のペース週1本以上で止まっていない直近の回の日付を3つ見る

下の2行は、あとから足した補助の行です。

表の使い方と合格ラインの置き方

上の3行は、どれか1つでも欠けたら番組を替えます。

下の2行は、同じ条件の番組が複数残ったときの決め手です。

3行で落とし、2行で選びます。

語彙の重さの行にある2,809語は、New General Service List の語数になります。

New General Service List は、この2,809語で一般的な英語のおよそ92%以上をカバーする語彙表です。

つまり、この外に出る語が全体の1割を超える番組は、語彙の側でも重い番組だと判断できます。

  • New General Service List|2,809語で一般的な英語の約92%以上
  • NGSL-Spoken|話し言葉に寄せた版
  • NGSL-Graded Reader|多読用の版

同じ団体からは、話し言葉向けの NGSL-Spoken や、多読用の NGSL-Graded Reader も公開されています。

ポッドキャストは話し言葉なので、NGSL-Spoken のほうが近い物差しです。

語彙の物差しは、話し言葉の版を使います。

3点のうち2点で足りる場合

例外もあります。

すでに同じ番組を何本も聞いていて、話し手の癖に慣れている場合です。

慣れた番組は、書き起こし無しでも回ります。

内容の予測が効くので、答え合わせの負担が下がるからです。

ただし、これは4本目以降の話になります。

1本目から3本目までは、3点そろっているものだけを使ってください。

AIで英語のポッドキャストの難易度を測る1回20分の手順

ここからが本題の手順です。

AIに測らせるのは、自分の耳では時間がかかる部分だけに絞ります。

AIに渡すのは、数えれば分かることだけです。

時間やること終わったときに手元にあるもの
0分〜3分候補3本の書き起こしを集めるテキストが3本
3分〜10分AIに語彙の重さと語数を出させる番組ごとの難易度の数字
10分〜15分1分だけ聞いて拾えた語を数える自分の上限との差
15分〜20分聞く順番と回数を決める今日の1本と3回分の予定

この20分は、週に1回やれば足ります。

最初の3分で書き起こしを集める

最初にやるのは、候補の番組の書き起こしを集めることです。

候補は3本までにしてください。

候補を増やすと、選ぶだけで20分が終わります。

各回のページから書き起こしのPDFを配っている番組なら、ここは数十秒で終わる作業です。

PDFのままでも、テキストに貼り直してもかまいません。

配布が無い番組は、この時点で候補から外してしまうほうが速く進みます。

次の7分でAIに語彙の重さを出させる

集めた書き起こしを、そのままAIに渡します。

渡すときに求めるのは、感想ではなく数字です。

AIには、数えて表にしてと頼みます。

出させるのは、総語数・異なり語数・基本語の外に出る語の割合・1分あたりの語数の4つです。

4つとも数えれば出る値なので、AIが得意な仕事の範囲に収まります。

指示文そのものは、次のH2にそのまま貼れる形で置きました。

その次の5分で速さを自分の耳で測る

ここだけは自分の耳でやります。

番組の頭から1分だけ再生し、そのあと書き起こしの上で拾えた語に線を引いてください。

線が引けた語の数を、その1分の総語数で割ります。

出てきた割合が、そのまま判定の数字になります。

8割を超えていれば、その番組は今日からそのまま使える1本です。

6割から8割なら、再生速度を落として同じ番組を使ってください。

残り5分で聞く順番を決める

最後の5分で、今日から7日間の予定を決めます。

決めるのは、どの1本を何回聞くかだけです。

番組は1本に絞り、回数で変化をつけます。

1回目は書き起こしを見ずに通して聞きます。

2回目は書き起こしを開いたまま、目と耳を合わせる回です。

3回目でもう一度書き起こしを閉じ、1回目との差を確かめてください。

英語のポッドキャストをAIに測らせる指示文5本

ここからは、そのまま貼って使える指示文です。

山かっこの中だけ自分の状況に書き換えてください。

指示文は毎回同じものを使い回します。

指示文の型は、役目・やること・出し方・渡す材料の4つで組みました。

OpenAI のプロンプト設計の案内も、Identity・Instructions・Examples・Context の4つに分けることをすすめています。

見出しと箇条書きで区切り、渡す材料の範囲をタグで囲うところまで同じ考え方です。

語彙の重さを出す指示文

1本目は、語彙の側から難易度を出す指示文です。

あなたは英語教材の難易度を数える担当です。
下の<transcript>の中の英文だけを材料にしてください。
やること:
- 総語数を数える
- 異なり語数を数える
- New General Service List の基本2,809語に入らない語の割合を出す
- その割合を1割未満・1割台・2割以上の3段階で判定する
出し方:
- 表にする。列は 項目 / 数字 / ひとこと の3列
- 日本語で書く。英文の引用は3語までにする
<transcript>
書き起こしを貼る
</transcript>

この指示文の要点は、判定の段階を先に決めてしまう点にあります。

判定の段階を渡すと、答えがぶれません。

段階を渡さないと、AIは毎回ちがう言葉でやや難しいと答えます。

出てきた割合が1割未満なら、語彙の側は初心者向きだと考えてよい水準です。

1分あたりの語数を数える指示文

2本目は、速さの側を数える指示文になります。

あなたは音声教材の速さを数える担当です。
下の<transcript>と、私が渡す再生時間から、1分あたりの語数を出してください。
再生時間: 〈6分00秒〉
やること:
- 総語数を数える
- 総語数を再生時間の分数で割り、1分あたりの語数を出す
- 120語未満・120から150語・150語超の3段階で判定する
- 判定が150語超なら、何倍速まで落とせば150語相当になるかを書く
出し方:
- 3行以内の箇条書きにする
- 日本語で書く
<transcript>
書き起こしを貼る
</transcript>

再生時間を人間の側から渡しているのが、この指示文の要点です。

時間の情報は、こちらから渡します。

音声そのものを聞かせない前提で組むと、結果が安定しやすい形です。

何倍速まで落とせばよいかまで出させておくと、そのまま再生の設定に移れます。

要約と質問を作らせる指示文

3本目は、聞く前の準備を作る指示文です。

あなたは英語のリスニング教材の下準備をする担当です。
下の<transcript>から、聞く前に読むための材料を作ってください。
やること:
- 日本語で3行の要約を書く
- 話題に出てくる固有名詞と数字を、そのまま箇条書きにする
- 聞きながら答える質問を5つ作る。答えは音声の中にあるものだけにする
- 質問は日本語で書き、答えの根拠になる英語の語句を3語までで添える
出し方:
- 見出しを3つ立てて、要約・固有名詞と数字・質問の順に並べる
<transcript>
書き起こしを貼る
</transcript>

聞く前に要約を読むのは、手抜きではありません。

先に地図を見てから聞くと、拾える語が増えます。

固有名詞と数字を先に見ておくだけで、その部分で止まる回数が減る形です。

質問を5つ持って聞くと、再生が探す作業に変わります。

聞き取れなかった行を診断する指示文

4本目は、聞いたあとに使う指示文です。

あなたは英語のリスニングの詰まりを分類する担当です。
私が聞き取れなかった行と、私が聞こえたとおりに書いた文を渡します。
やること:
- 2つを並べて、違っている箇所だけを取り出す
- 違いの原因を、音がつながった / 音が落ちた / 語を知らなかった / 文の切れ目を取り違えた の4つに分類する
- 分類ごとに、同じ形が出てくる短い例を1つずつ挙げる
出し方:
- 表にする。列は 原文 / 私が書いた文 / 原因 / 次に気をつけること の4列
- 日本語で書く
聞き取れなかった行:
書き起こしの原文を貼る
私が聞こえたとおりに書いた文:
自分が書いた文を貼る

原因を4つに絞っているのが、この指示文の要点です。

原因が決まらないと、次の一手が決まりません。

音がつながった場合と、語を知らなかった場合では、やることが正反対になります。

つながりの問題なら同じ番組を繰り返し、語の問題なら語彙の側を先に埋める順番です。

原因の切り分けをもっと細かくやるなら、英語のリスニングにAIを使う手順の記事が近いです。↓

次に聞く番組を絞る指示文

5本目は、1本が終わったあとに次を決める指示文です。

あなたは私のリスニングの進み具合を見る担当です。
下の記録から、次の1週間に聞くものを決めてください。
記録:
- 使った番組の1本の長さ: 〈6分〉
- 1分あたりの語数: 〈140語〉
- 拾えた語の割合: 1回目〈62%〉 / 3回目〈85%〉
- 詰まった原因の内訳: 音がつながった〈6件〉 / 語を知らなかった〈2件〉
やること:
- 同じ番組を続けるか、速さを上げるかを1つだけ選ぶ
- 選んだ理由を、上の数字のどれを見て決めたのかまで書く
- 次の1週間の回数を、曜日ごとに割り振る
出し方:
- 結論を1行で書き、そのあとに理由と予定を書く
- 日本語で書く

この指示文では、結論を1つに絞らせています。

選択肢を2つ以上返させないのが要点です。

3つ提案されると、決めるのが自分の仕事に戻ってしまいます。

数字のどれを見て決めたのかまで書かせると、判断が自分でも検算できる形です。

英語のポッドキャストの聞き方3種と、その判定

同じ1本でも、聞き方を変えれば別の練習になります。

初心者が持っておくのは3種類です。

聞き方は3つだけ持ちます。

聞き方使う場面終わったときに数える数字
流し聞き手がふさがっている時間聞いた分数
書き起こしを開いて聞く机に向かえる15分拾えた語の割合
同じ1本を3回週の後半1回目と3回目の差

3つとも、終わったときに数える数字を決めてあるのが要点です。

流し聞きが向く日と向かない日

流し聞きは、量を積むための聞き方です。

向くのは、手も目もふさがっている時間になります。

流し聞きは量の係で、精度の係ではありません。

向かないのは、まだ1回も書き起こしを開いていない番組です。

中身を知らない番組を流し聞きすると、音が意味に結びつかないまま終わります。

流し聞きに回すのは、すでに3回聞いた番組だけにしてください。

書き起こしを開いて聞く

2つ目は、書き起こしを開いたまま聞く方法です。

目と耳を同時に使うので、音と文字の対応が取れます。

ここで初めて、聞こえなかった理由が見える状態です。

多くの配信アプリには、再生の画面から文字を表示する機能が付いています。

名前や置き場所はアプリごとに違うので、手元の画面で確かめてください。

番組の公式ページにPDFがあるなら、そちらを開いたほうが行を追いやすい場合もあります。

口を動かす段階に進むなら、シャドーイングにAIを使うやり方の記事が続きになります。↓

文字を見ながら1回だけ通すと、次の回で拾える語がはっきり増えます。

文字を見る回は、1日に1回までにします。

同じ1本を3回で終わらせる

3つ目は、同じ1本を3回だけ聞く方法です。

4回以上やると、内容を覚えてしまって音を聞かなくなります。

同じ1本は3回で切り上げます。

1回目は書き起こしを閉じ、2回目は開き、3回目でまた閉じる順番です。

この並びだと、1回目と3回目の差がそのまま伸びの記録になります。

差が出なかったときは、速さが自分の上限を超えている合図です。

英語のポッドキャスト学習でAIに任せてはいけない3つ

AIに任せると失敗するものも、はっきりしています。

任せてよいのは、数えれば出ることだけです。

数えられないことは、AIに聞きません。

番組の配信頻度や長さの確認

1つ目は、番組の事実の確認です。

配信の頻度・1本の長さ・レベルの表記は、番組のページにしか正しい形で置かれていません。

番組の事実は、番組のページで確かめます。

AIは、聞いたことがない番組についても、それらしい数字を答えてしまいます。

記憶から出てきた数字は、更新があったかどうかも分かりません。

この記事で番組名を1つに絞ったのも、自分で配布と表記を確認できたものだけに限ったからです。

音そのものの聞き取り

2つ目は、音を聞き取る作業そのものです。

書き起こしを渡してAIに要約させると、内容は分かります。

ただし、それは読んで分かったのであって、聞いて分かったのではありません。

要約を読んだ時間は、リスニングの量には数えない時間です。

耳を動かす時間は、どこまでいっても自分で払う必要があります。

AIに回すのは、その前後の準備と後片づけだけにしてください。

続けるかどうかの判断

3つ目は、続けるかどうかの判断です。

AIは、渡した記録の中だけで判断します。

今週が忙しいことや、話題に興味が持てないことは記録に入りません。

番組が合わないと感じたら、数字が良くても替えてよい場面です。

興味のない話題を30日続けるより、興味のある話題を60日続けるほうが量は積み上がります。

判断の材料としてAIの出した数字を見るのは、そのあとで足ります。

英語のポッドキャストを初心者が回す7日間の型

ここまでの手順を、7日間の形にまとめました。

使う番組は1本だけで、増やしません。

7日間を1本で回しきります。

日やることその日の数字
1日目20分の手順で番組を1本決め、3回聞く1回目と3回目の拾えた語の割合
2日目書き起こしを開いて聞き、詰まった行を5つ書き出す詰まった行の数
3日目詰まった行をAIに分類させ、原因の内訳を出す4つの原因ごとの件数
4日目再生速度を1段だけ上げて3回聞く上げたあとの拾えた語の割合
5日目流し聞きだけにする聞いた分数
6日目書き起こしを閉じて3回聞く1日目との差
7日目1週間の数字を並べ、次の1本を決める次の番組の候補3本

7日目に次の番組を決めるところまでが1周です。

1日目から3日目にやること

前半の3日は、材料をそろえる時間です。

1日目に番組を決め、2日目に詰まった行を集め、3日目に原因を分けます。

  • 1日目|20分の手順で番組を1本決め、そのまま3回聞く
  • 2日目|書き起こしを開いて聞き、詰まった行を5つ書き出す
  • 3日目|詰まった行をAIに渡し、原因の内訳を出す

前半で、何が聞けていないかを確定させます。

ここで原因が決まらないと、後半の4日が当てずっぽうです。

詰まった行は5つで十分です。

20個集めても、直す時間がその週のうちに取れません。

4日目から7日目にやること

後半の4日は、集めた原因に手を当てる時間です。

4日目に速さを1段だけ上げ、5日目は量だけを積みます。

  • 4日目|再生速度を1段だけ上げて3回聞く
  • 5日目|流し聞きだけにして、分数だけを数える
  • 6日目|書き起こしを閉じて3回聞き、1日目と比べる
  • 7日目|1週間の数字を並べ、次の1本を決める

速さを上げる日と、量を積む日を分けます。

6日目にもう一度書き起こしを閉じて聞き、1日目との差を見る日です。

差が出ていれば、その番組はもう1周使ってかまいません。

差が出ていなければ、7日目に候補を出し直してください。

英語のポッドキャストでよくある失敗と直し方

最後に、実際に起きやすい失敗を3つ置きます。

  • 毎回ちがう番組に手を出す|1週間は同じ1本に限る
  • 速度を落としたまま戻さない|上げる日を先に決める
  • 聞いた本数だけを記録する|割合と件数を残す

どれも、やり方を1か所だけ変えれば止まる失敗です。

失敗の形は3つに絞れます。

毎回違う番組に手を出す

いちばん多い失敗が、毎回ちがう番組を聞くことです。

番組が変わると、話し手の癖も語彙も変わります。

1回目だけを何本も積んでも、差が出ません。

そのため、毎回1回目の状態からやり直すことになります。

直し方は、1週間は同じ1本に限ると決めることです。

  • 番組を替えてよい日|7日目だけ
  • 替える理由にしてよいもの|差が出なかった・話題に興味が持てない
  • 替える理由にしないもの|飽きた・新しい番組を見つけた

新しい番組を試したくなったら、7日目の枠まで待ってください。

替える日を決めておくと、我慢が根性の話になりません。

速度を落としたまま戻さない

2つ目は、再生速度を落としたまま何週間も過ごすことです。

落とした速さで聞き取れるのは、当然のことになります。

落とした速さは、上げる前提で使います。

直し方は、上げる日を先に決めておくことです。

  • 上げる日|7日間の型では4日目に固定する
  • 上げ幅|1段だけにする
  • 戻す条件|上げて拾えた語が6割を下回ったとき

7日間の型では、4日目を上げる日に固定しました。

上げて拾えた語が6割を下回ったら、その週はもう戻してかまいません。

聞いた本数だけを記録する

3つ目は、記録が聞いた本数だけになることです。

本数は増えていくので、進んでいる気持ちにはなります。

記録するのは本数ではなく割合です。

聞き取れる割合が上がったかどうかは、本数からは分かりません。

  • 拾えた語の割合|1回目と3回目の2つを残す
  • 1分あたりの語数|番組を替えたときだけ測り直す
  • 詰まった原因の内訳|4つの分類ごとの件数

残すのは、拾えた語の割合・1分あたりの語数・詰まった原因の内訳の3つで足ります。

3つとも数字なので、前の週と並べるだけで伸びが見える形です。

英語のポッドキャストと初心者の学習によくある質問

最後に、よく出てくる質問をまとめました。

答えはどれも、上の3つの条件に戻ります。

英語のポッドキャストは1日何分がいいですか?

10分の番組を3回、合わせて30分を目安にしてください。

60分聞くより、10分を3回のほうが残るものが多くなります。

  • 机に向かえる日|書き起こしを開いて1回、閉じて2回
  • 手がふさがる日|流し聞きで10分だけ
  • どちらも無理な日|1回だけ再生して終わりにする

大事なのは分数より、同じ1本を重ねる回数です。

時間が取れない日は、流し聞きの10分だけでかまいません。

0分の日を作らないことが、いちばん強い条件になります。

初心者はどのレベルの番組から始めるべきですか?

学習者向けに作られていて、書き起こしが配られているものから始めます。

6 Minute English はレベルが Intermediate で、書き起こしのPDFも無料です。

  • 最初の1本|学習者向け・10分以内・書き起こしあり
  • 重いと感じたとき|同じ配信元のやさしい入口に移る
  • 最後の判定|1分聞いて拾えた語が8割を超えるか

レベル表記より、拾えた語の割合を信じます。

表記が中級でも、拾えた語が8割を超えるなら今日から使える1本です。

そこが重いと感じたら、同じ BBC Learning English の中にあるやさしい入口から始めてください。

書き起こしが無い番組は避けるべきですか?

最初の3本は避けてください。

答え合わせができないと、詰まった原因を分けられません。

書き起こしは、入口だけの必須条件です。

  • 1本目から3本目|書き起こしがあるものだけを使う
  • 4本目以降|同じ話し手なら無くても回る
  • 書き起こしが無い番組の使い道|流し聞きに回す

4本目からは、話し手の癖に慣れているぶん、無くても回るようになります。

慣れてきたら、無い番組を流し聞きに回すのが自然な使い分けです。

再生速度を落とすのは良くないですか?

落としてかまいません。

拾えた語が6割を下回る速さで聞き続けるほうが、時間の損になります。

  • 落としてよい場面|拾えた語が6割から8割のとき
  • 落としたあと|週に1回は元の速さに戻す日を作る
  • 戻せないとき|番組そのものを替える

週に1回は、上げる日を作ります。

上げる日を先に決めておけば、落とすことが後戻りになりません。

落とすのは上げるための準備

英語の学習で使った参考文献

耳の次に目の側も数字で測るなら、英語多読アプリの無料で使える範囲の記事が続きになります。↓

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