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英語の句動詞の覚え方をAIで整理する手順|前置詞の意味から束ねる

英語の句動詞の覚え方をAIで整理する手順|前置詞の意味から束ねる

英語の句動詞の覚え方でつまずく人は、1つずつ意味を丸暗記しています。

take off、put up with、look forward to。

この形を見るたびに単語帳へ1行ずつ足していくと、増える速度に記憶が追いつきません。

やることは逆です。

動詞の側ではなく、後ろにくっついている小さな語の側で束ねます。

up・out・off・down といった語には、それぞれ芯になる動きのイメージがあります。

そこへ動詞をぶら下げる形に組み替えると、バラバラだった数百個が十数個の束になります。

この記事では、束ね方の一覧表、AIに投げる指示文5本、1回20分の手順、7日間の回し方を置きます。

in と on と at のどちらを選ぶかという前置詞そのものの使い分けは扱いません。

動詞にくっついた塊だけに絞ります。

TOC

【結論】英語の句動詞の覚え方は副詞辞の芯の意味で束ねるのが最短

英語の句動詞の覚え方は1つです。

後ろの小さな語ごとに机を分けて、動詞をそこへ置いていきます。

理由は3つあります。

1つ目は、覚える単位の数が二桁まで落ちることです。

Cambridge Dictionary の文法ページは、句動詞をつくる副詞辞としてaround・at・away・down・in・off・on・out・over・round・upを挙げています(2026年9月21日に確認)。

11個です。

数百個の熟語が、まず11個の箱に入ります。

2つ目は、意味が完全には推測できないという性質を、逆に使えることです。

句動詞の意味は、個々の部品から簡単には推測できないことが多いです。

だから「推測する」のではなく「芯からの距離を測る」に切り替えます。

take off が「飛び立つ」になるのは、offの芯である「離れる」から一歩だけ離れた位置にあるからです。

距離が近いものは自力で読めます。

遠いものだけを暗記に回せば、暗記の量は激減します。

3つ目は、この束ね作業がAIの得意分野そのものだからです。

大量の例を集めて、指定した軸で並べ替えて、表にする。

人が手でやると1時間かかる作業が、数十秒で返ってきます。

逆に、AIに任せてはいけない工程もあります。

そこは後半の表で線を引きます。

英語の句動詞とは何か|Cambridgeが分ける3つの型

覚え方の前に、形の分類を先に済ませます。

ここを飛ばすと、語順の間違いが一生直りません。

Cambridge Dictionary の文法ページは、動詞に1つか2つの副詞辞または前置詞がついたものをまとめて multi-word verbs と呼び、3つの型に分けています。

同じページは、この3つ全部をまとめて phrasal verb と呼ぶこともある、とも書き添えています。

日本語の参考書が「句動詞」と言うときも、たいていこの広い意味です。

型形目的語の位置分けられるか例
句動詞動詞+副詞辞副詞辞の前でも後ろでもよい分けられるlook up / take off
前置詞動詞動詞+前置詞前置詞の直後だけ分けられないlook after / listen to
句前置詞動詞動詞+副詞辞+前置詞前置詞の直後だけ分けられないlook up to / put up with
Cambridge Dictionary「Phrasal verbs and multi-word verbs」の記述をもとに整理(2026年9月21日に確認)

型①動詞+副詞辞

2つの部品でできていて、後ろは副詞辞です。

この型だけが、目的語をあいだに挟めます。

目的語が人称代名詞でなければ、副詞辞は目的語の前にも後ろにも置けます。

look up every new word でも、look every new word up でも通ります。

目的語を取らない句動詞もあります。

break down、carry on、eat out、set off、wake up などです。

型②動詞+前置詞

こちらは2つの部品が接着されていて、引き剥がせません。

目的語は必ず前置詞のすぐ後ろに立ちます。

Cambridge は、look after my bag は正しいが look my bag after は成り立たない、という形で対比を示しています。

さらにこの型には、動詞の直後に目的語を1つ置いて、そのあとに前置詞句を続ける組もあります。

associate … with、remind … of、protect … from、provide … with、thank … for が挙げられています。

型③動詞+副詞辞+前置詞

3語で1かたまりになる型です。

後ろの2語は固定で、あいだに何も入れられません。

Cambridge は、looked up to her は正しいが looked her up to も looked up her to も成り立たない、と明示しています。

catch up with、get on with、look forward to、put up with、face up to がこの型です。

同じページは、この型の意味は部品から推測しにくく、くだけた場面で使われることが多いと説明しています。

英語の句動詞の覚え方でつまずく3つの原因

つまずき方は3通りしかありません。

自分がどれなのかを先に決めてから、後半の手順へ進んでください。

見分けは1分で終わります。

単語帳を開いて、直近に追加した10個を眺めるだけです。

訳語が1つずつ書いてあるなら①、語順を書いていないなら②、例文が教材のままなら③です。

原因①意味を1対1で覚える

いちばん多いのがこれです。

take off に「離陸する」とだけ書いてしまうと、服を脱ぐ take off が出てきた瞬間に別項目として覚え直すことになります。

Cambridge の辞書は run out を「to finish, use, or sell all of something, so that there is none left」と定義しています(2026年9月21日に確認)。

「使い果たす」という訳語より、この英語のままの説明のほうが芯に近い形です。

訳語は1つの用例にすぎません。

訳語を主にした時点で、覚える数が用例の数だけ増えます。

原因②語順のルールを知らない

意味は言えるのに、話すと語順が崩れる人です。

hand out them と言ってしまうのがこの型で、Cambridge は hand them out が正しいと明記しています。

代名詞が来たら副詞辞より前、というルールを1回入れるだけで消えます。

ところがこのルールは、訳語だけを並べた単語帳には1文字も書かれていません。

原因③使う場面を決めていない

読めるけれど口から出ない、という状態です。

覚えた例文が教材の文のままだと、自分の生活に接する面がありません。

句動詞は、同じ意味の一語より改まっていない場面で使われることが多いです。

sort out と solve、put up と erect という対比が例として挙がっています。

つまり句動詞は、会話と雑談のための語彙です。

教科書の例文で持っていても出番が来ません。

英語の句動詞を副詞辞の芯で束ねる|8つの芯の一覧表

ここがこの記事の中心です。

最初に断っておきます。

下の「芯」は、辞書がそう定義しているものではありません。

覚える数を減らすための整理の道具として、私が指導で使っている束ね方です。

個々の意味は必ず辞書で確かめてください。

表に挙げた語義は Cambridge Dictionary の定義から取っています。

まず8つだけ持ちます。

11個ある副詞辞のうち、出現頻度が高い8つです。

芯動きのイメージ派生しやすい方向代表例芯からの距離
up上へ持ち上げる完成・出現・増加look up / eat up近い
out内から外へ出る公開・消滅・判明run out / make out中くらい
off接していたものが離れる出発・停止・中止take off / call off近い
down下へ降ろす記録・故障・鎮めるwrite down / break down中くらい
on接したまま乗る継続・着用・進行carry on / go on近い
in外から中へ入る参加・提出・訪問join in / hand in近い
over上を越えていく克服・見直し・反復get over / go over遠い
awayその場から去る保管・消失・手放すput away / give away遠い
語義は Cambridge Dictionary の各見出し語から確認(2026年9月21日)。芯の整理は学習用の道具であり、辞書の定義ではありません

「芯からの距離」の列が、この表の肝です。

近いものは推測で読めるので、暗記しません。

遠いものだけを暗記に回します。

暗記の対象は、全体の3割ほどまで減ります。

芯①up=上へ持ち上げる

物理的に上へ動かす動きが出発点です。

そこから「いっぱいまで」「終わりまで」という完成の意味が生えます。

Cambridge は look up を辞書や一覧で情報を探す動作として扱っており、上へ目を向ける動きと重なります。

eat up、drink up、finish up も同じ列に並びます。

器が空になるまで、という方向です。

芯②out=内から外へ

中にあったものが外側へ出てくる動きです。

Cambridge は run out を「なくなるまで使い切る・売り切る」と定義しています。

中身が外へ流れ出て、残りがゼロになる、という絵と一致します。

同じページで come out には「出版された」、make out には「聞き取る・理解する」という語義が示されています。

前者は世の中へ出てくる方向、後者は意味が浮かび上がってくる方向です。

芯③off=接点が離れる

くっついていたものが、ぱちんと外れる動きです。

Cambridge は take off に「空へ飛び立った」という語義を与えています。

機体が地面という接点から離れる、と読めば、服を脱ぐ take off と同じ芯に入ります。

call off、turn off、set off も同じ列です。

予定・電源・その場から、それぞれ離れます。

芯④down=下へ降ろす

高さのあるものが低い位置へ落ちる動きです。

Cambridge は write down を「忘れないように紙に書きつける」と定義しています。

頭の中にあった言葉を、紙という下の面へ降ろす動きです。

break down、calm down、turn down も、勢いや高さが落ちる方向でそろいます。

英語の句動詞の覚え方をAIで回す1回20分の手順

1回の作業は20分で切ります。

芯1つにつき1回です。

8つの芯があるので、8回で一周します。

用意するものは、AIのチャット画面と、書き込めるメモ1枚だけです。

  • 0分〜5分:その芯を持つ句動詞を集める
  • 5分〜10分:芯からの距離で3段に仕分ける
  • 10分〜15分:自分の生活の文に書き換える
  • 15分〜20分:声に出して、詰まったものに印を付ける

手順①5分で候補を集める

最初の5分は集めるだけです。

選びません。

後ろの語を1つ決めて、それを含む句動詞を20個出させます。

ここで頻度順を指定しておくと、使わないものが下に沈みます。

手順②5分で芯ごとに束ねる

集めた20個を、芯からの距離で3段に並べ替えます。

近い段はその場で捨てます。

読めば分かるものを覚える必要はありません。

残るのは、たいてい5個から7個です。

手順③5分で自分の文に直す

残った5個を、自分の1日に起きることへ差し替えます。

通勤、買い物、子どもの送り迎え、仕事の会議。

素材は何でもかまいません。

自分が明日言いそうな文でなければ、口から出る番が回ってきません。

手順④5分で口に出す

最後の5分は、画面を見ずに声に出します。

詰まったものだけにチェックを付けて、その日は終わりです。

チェックが付いたものが、翌日の最初の材料になります。

英語の句動詞をAIに束ねさせる指示文5本

そのままコピーして使えます。

角括弧の中だけ自分の語に差し替えてください。

どのチャットAIでも動く書き方にしてあります。

指示文①芯で束ねさせる

あなたは英語の語彙を整理する担当です。
次の副詞辞を含む句動詞を、日常会話での使用頻度が高い順に20個挙げてください。

対象の副詞辞: [up]

出力は表にして、列は次の5つにしてください。
・句動詞(原形)
・英語での語義(辞書の定義に近い書き方で、日本語訳にしない)
・日本語での言い換え(1つだけ)
・この副詞辞の「上へ持ち上げる」という芯からの距離(近い/中くらい/遠い)
・そう判断した理由(20字以内)

条件
・3語の句動詞(動詞+副詞辞+前置詞)はこの表に混ぜない
・同じ動詞の別の語義は、別の行に分けて書く
・頻度の根拠が曖昧な語は、末尾に「頻度の確認が必要」と書く
・励ましや前置きは書かない

「芯からの距離」を必ず出させるのが要点です。

この列があるから、覚えるものと捨てるものが機械的に分かれます。

指示文②分離の可否を出す

次の句動詞のリストを、語順のルールで3つに分類してください。

リスト: [look up, look after, look up to, put off, put up with]

分類の定義
A: 動詞+副詞辞。目的語が名詞なら副詞辞の前後どちらにも置ける
B: 動詞+前置詞。目的語は前置詞の直後にしか置けない
C: 動詞+副詞辞+前置詞。後ろ2語は固定で、あいだに何も入れられない

出力は表にして、列は次の5つにしてください。
・句動詞
・分類(A/B/C)
・目的語が名詞のときの正しい語順(英文で1つ)
・目的語が代名詞のときの正しい語順(英文で1つ)
・よくある誤りの語順(英文で1つ。頭に NG と書く)

条件
・判断に迷う語は「辞書での確認が必要」と書き、推測で埋めない
・英文はすべて8語以内にする

代名詞の行を必ず出させてください。

語順の事故は、ほぼ全部この行で起きています。

指示文③例文を自分用に直す

次の句動詞を使って、私の生活に合う英文を1語につき2文ずつ作ってください。

句動詞: [call off, put off, take off, set off, turn off]

私の状況
・仕事: [ここへ自分の職種を書く]
・毎日やること: [ここへ通勤や家事など3つ書く]
・週末にやること: [ここへ2つ書く]

出力は表にして、列は次の4つにしてください。
・句動詞
・英文(12語以内・現在形か過去形のどちらか)
・日本語訳
・この文を実際に言いそうな場面(15字以内)

条件
・教科書によくある一般的な場面(空港・ホテル・レストラン)は使わない
・同じ動詞の文を2つとも同じ場面にしない
・目的語が代名詞になる文を、5語のうち最低2つに含める

空港とホテルを禁止にするのがここが分かれ目です。

この1行を外すと、教材で何度も見た文がそのまま返ってきます。

指示文④テストを作らせる

次の句動詞で、私を試すための問題を10問作ってください。

句動詞: [ここへ今日覚えた5個を貼る]

問題の型は次の3つを混ぜてください。
1. 日本語の文を見て、指定の句動詞を使って英作文する
2. 語順が崩れた英文を見せて、正しい順に直す
3. 英文の空欄に、入る副詞辞または前置詞を1語だけ書く

出力の形
・問題は1から10まで通し番号を付けて、先に全部並べる
・答えは「----」という線の下にまとめて置く
・答えには、なぜその語順になるかの説明を20字以内で添える

条件
・2の型は最低3問入れる
・私が書いた答えを貼るまで、採点はしない

答えを下にまとめさせる指定が大事です。

問題のすぐ横に答えがあると、思い出す作業が発生しません。

指示文⑤つまずきを診断する

これから、私が書いた英作文を貼ります。
句動詞の使い方だけを見て、次の順番で答えてください。

1. 間違っている箇所を「私の文 → 直した文」の形で全部並べる
2. 1の各行を、次の4つのどれかに必ず分類する
   (a) 語順の誤り(副詞辞と目的語の順番)
   (b) 分離できない組を分離した
   (c) 選んだ句動詞の語義がその場面に合っていない
   (d) 句動詞ではなく一語の動詞のほうが自然な場面
3. 4分類の件数を表にして、いちばん多い分類を1つだけ言う
4. いちばん多い分類について、明日やるべき練習を1つだけ書く

条件
・文法全般の指摘はしない。句動詞に関係する誤りだけ見る
・褒め言葉は書かない
・判断できない箇所は「判断できない」と書く

私の英作文:
(このあとに貼り付けます)

4分類のどれが多いかで、翌日の練習が自動的に決まります。

aが多い人は語順、cが多い人は語義の確認へ戻ります。

英語の句動詞の分離・非分離をAIで判定する手順

語義を覚えても、ここを外すと通じません。

判定は3ステップで終わります。

AIに聞く前に、自分で1つ目と2つ目を通してください。

ここまでは辞書の記号だけで決まります。

判定①目的語が代名詞か

me、you、him、us といった人称代名詞が目的語なら、答えは1つしかありません。

代名詞は常に副詞辞の前に置きます。

hand them out が正しく、hand out them は成り立ちません。

lift you up も同じで、lift up you の形は挙げられていません。

判定②2語か3語か

目的語が名詞のときは、部品の数を数えます。

3語なら考える余地はありません。

後ろ2語は固定です。

2語なら、その後ろが副詞辞か前置詞かで分かれます。

Cambridge は、長い目的語はふつう副詞辞の後ろに置く、とも書き添えています。

take on の例では、the responsibility of bringing up a large family という長い目的語が後ろへ回っています。

判定③辞書表記の読み方

2語のどちらなのかは、学習者向け辞書が教えてくれます。

良い学習者向け辞書は、その句動詞が目的語を必要とするかどうかを示します。

見出しに sth や sb が挟まっている形なら、あいだに目的語が入る型です。

辞書の見出しの形読み方名詞が目的語代名詞が目的語
look sth upあいだに入れられるlook the word up も可look it up のみ
look after sbあいだに入れられないlook after the child のみlook after him のみ
look up to sb後ろ2語は固定look up to the teacher のみlook up to her のみ
break down目的語を取らない目的語なし目的語なし
Cambridge Dictionary の記述と表記法をもとに整理(2026年9月21日に確認)

この表を1枚持っておけば、AIの答えが間違っていたときに自分で気づけます。

英語の句動詞の覚え方でAIに任せてはいけない3つ

AIは並べ替えと例文づくりが速い一方で、任せると崩れる工程があります。

線引きを先に決めておくと、迷う時間がなくなります。

工程担当理由
候補を集めるAI量が要る作業で、人の手より速い
芯で並べ替えるAI軸を指定すれば機械的に処理できる
どの芯を今日やるか自分必要な場面を知っているのは自分だけ
語義が正しいかの確認辞書一次情報に当たらないと確かめられない
覚える数を決める自分AIは際限なく出し続ける
例文の下書きAI場面を指定すれば使える形で返る
声に出す自分代わりに発話してもらう意味がない

線引き①芯を選ぶのは自分

どの副詞辞から始めるかを、AIに決めさせてはいけません。

「初心者におすすめの順番」と聞くと、一般論の順番が返ってきます。

仕事で電話を切る話が多い人は off から、書類を出す話が多い人は in から始めたほうが早く使えます。

線引き②語義は辞書で確認

語義と用法は、AIの出力をそのまま単語帳へ写さないでください。

確認先は学習者向けの英英辞書が向いています。

句動詞の一覧は Cambridge Dictionary の文法ページにまとまっています。

同じページには、よく使う句動詞の完全な一覧は Cambridge International Dictionary of Phrasal Verbs を見るように、という案内も置かれています。

線引き③覚える数の上限

上限を決めないと、AIは何十個でも出してきます。

1回につき5個、という数字を先に固定してください。

私が指導の場で見てきた範囲では、1日に20個を渡された人は翌週に1個も残っていません。

5個なら口に出す回数を確保できるので、翌週まで残る割合が上がります。

英語の句動詞を定着させる7日間の回し方

1週間で芯を4つ、句動詞を20個です。

これ以上を積もうとすると、7日目の確認で半分が消えます。

1日あたりの所要は20分から25分で、移動中でも回せる分量に収めてあります。

日やること使う指示文時間
1日目up と out を集めて仕分ける指示文①20分
2日目off と down を集めて仕分ける指示文①20分
3日目20個の語順を分類する指示文②20分
4日目代名詞が目的語の文だけ作る指示文③25分
5日目自分の生活の文に差し替える指示文③25分
6日目10問のテストを解く指示文④20分
7日目英作文を書いて診断に出す指示文⑤25分

1〜2日目|芯を4つだけ持つ

最初の2日は、集めて捨てるだけで終わります。

芯に近いものを削っていくと、1つの芯から残るのは5個前後です。

この段階では例文を作りません。

順番を入れ替えると、作った例文の半分が捨て札になります。

3〜4日目|語順を体に入れる

3日目は分類、4日目は代名詞の文だけを作ります。

代名詞の文に丸1日を使うのは、ここが最大の事故点だからです。

Pick it up、turn it off、call it off。

この形を口が覚えるまで繰り返します。

分離できない組では、逆に代名詞を後ろに置く形になります。

look after him、look up to her。

並べて練習すると違いが体に入ります。

5〜6日目|自分の文へ移す

5日目に、教材の文を全部捨てます。

自分の予定表を開いて、そこに書いてある用事だけで20文を作り直してください。

6日目はテストです。

自分で解いてから答えを見ます。

7日目|抜き打ちで確認する

単語帳を閉じたまま、その週の出来事を英語で5文書きます。

20個のうち何個が自然に出てきたかを数えてください。

出てこなかったものは、翌週の1日目の先頭へ戻します。

戻した語は2周目で拾えることが多いので、ここで落ち込む必要はありません。

英語の句動詞の覚え方でよくある失敗と直し方

指導の場で繰り返し見てきた崩れ方が3つあります。

どれも直し方は単純で、1日で軌道に戻せます。

失敗①一度に30個覚える

AIは頼めば100個でも並べてくれます。

返ってきた一覧を全部覚えようとした時点で、元の丸暗記に戻っています。

直し方は、出力の直後に「芯から遠い順に5個だけ残して、あとは消して」と続けることです。

失敗②AIの例文を丸写し

返ってきた英文をそのまま単語帳へ貼ると、場面が他人のものになります。

自分が言う予定のない文は、口に出す機会が来ません。

直し方は、主語と目的語を自分の周りの人と物に置き換えることです。

固有名詞を入れるだけでも、思い出す手がかりが増えます。

失敗③芯を後から増やす

8つの芯を、途中で12個や15個に増やしてしまう崩れ方です。

分類が細かいほど正確になる、という感覚は分かります。

ただ、芯の数が増えると、どの箱に入れるかで毎回迷いが生まれます。

迷った時間は、そのまま覚える時間から引かれていきます。

8つで一周してから、足りなければ増やす。

この順番を崩さないでください。

英語の句動詞の覚え方についてよくある質問

相談の場でよく受ける4つをまとめます。

句動詞は何個覚えればいいですか?

数の正解は、目的によって変わります。

日常会話を回したいなら、8つの芯から5個ずつで40個が最初の区切りです。

この40個は、7日間の回し方を2周すると手元に残ります。

目標の個数を先に決めてしまうより、1週間に20個という速度を守るほうが続きます。

句動詞とイディオムは違いますか?

重なる部分はありますが、切り口が違います。

Cambridge の文法ページは、句動詞を「動詞+副詞辞または前置詞」という形の名前として説明しています。

形で決まる呼び名なので、意味が推測しやすいものも句動詞に入ります。

この記事の束ね方は、形が決まっている句動詞だから使える方法です。

AIの例文は信用していいですか?

例文の下書きとしては十分に使えます。

ただし語義と語順は、辞書で1回だけ確かめてから単語帳へ入れてください。

確認は1語あたり15秒ほどで、5個なら1分半で終わります。

この1分半を省くと、間違った形のまま口が覚えてしまいます。

芯の意味は辞書に載っていますか?

この記事の8つの芯という形では載っていません。

芯は、覚える数を減らすためにこちらで用意した整理の枠です。

辞書に載っているのは、副詞辞や前置詞それぞれの語義と、個々の句動詞の語義です。

Cambridge の Prepositions and particles のページのとおり、副詞辞とは動詞に加えて句動詞をつくる語であり、ふつうは副詞です(2026年9月21日に確認)。

枠は道具です。

自分の頭に入りやすい形へ作り替えてかまいません。

今日やることは1つだけです。

up を含む句動詞を20個出させて、芯から遠い5個だけ残してください。

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