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Grammarlyの使い方|英語学習で効くところと効かないところ

Grammarlyの使い方で成果が変わる分かれ目は、機能の数ではありません。

直してもらった直後に、その1件を読むかどうかです。

英語の文章を直すツールは、直った文をすぐに返してくれます。

そのまま提出すると、その日の文章は整いますが、翌日に同じ箇所をまた直されます。

この記事は、設定の手順、下線の色の読み分け表、学習に変える指示文6本、1回20分の手順を置きます。

料金と機能は、2026年9月21日に公式ページの中身を直接取得して確認しました。

学習法の話と、ツールの仕様の話は、途中で混ぜずに分けて書きます。

TOC

【結論】Grammarlyの使い方は、設定を3つ決めてから「直された理由」を読む順番です

Grammarlyの使い方は、入れる場所を1つ決め、設定を3つ触り、直された理由を1日1件だけ読む、この順番です。

理由は3つあります。

1つ目は、入れる場所を決めないと、同じ指摘が二重に出たり、逆にどこでも出なくなったりするからです。

公式のヘルプには、デスクトップ版とブラウザ拡張を両方使うと、拡張のほうが既定で無効になると書かれています。

2つ目は、設定を触らないと、自分が書きたい英語とは別の基準で採点されるからです。

イギリス英語で書いているのにアメリカ英語の設定のままだと、綴りの指摘が毎回まぎれ込みます。

3つ目は、直された理由を読まないと、同じ誤りが次の文でも出るからです。

英語講師として学習者の原稿を見てきた範囲では、繰り返し出る誤りは1人あたり3〜5種類に集まります。

種類が少ないということは、その3〜5種類を言葉で説明できるようになれば、指摘の総数が落ちるということです。

逆に、このツールに任せても動かないものもあります。

それは後の章で分けて書きます。

Grammarlyの使い方の前に|無料とProで何が変わるか(公式の比較)

最初に、どこまでが無料でできるのかを決めておきます。

公式の料金ページを2026年9月21日に取得したところ、個人向けはFreeとProの2つ、組織向けにEnterpriseが並んでいました。

表示は「Free=$0 USD / month」「Pro=$12 USD」「Enterprise=Contact Sales」でした。

同じページの中に入っているプランの明細では、Proは Monthly 30 / Quarterly 60 / Annual 144(いずれもUSD)と書かれていました。

つまり、表に出ている「$12」は、年額144ドルを12で割った1か月あたりの見せ方だと読めます。

日本円の税込表示ではなく米ドル建ての表示なので、日本から払う場合は為替とカード会社の手数料が乗ります。

公式の比較表にある項目FreePro
Write without mistakes(誤りの指摘)ありあり
See your writing tone(トーンの表示)ありあり
Adjust your writing tone(トーンの調整)Unavailableあり
Rewrite full sentences(文まるごとの書き換え)Unavailableあり
Write fluently in English(流暢さの提案)Unavailableあり
Keep your citations consistent(引用の統一)Unavailableあり
Detect AI generated text(AI生成の判定)Unavailableあり
Catch accidental plagiarism(剽窃の検出)Unavailableあり
Generate text with AI prompts(生成AIの回数)100 prompts / month2,000 prompts / member / month

英語学習という目的だけで見ると、この表の上から2行が主役です。

誤りの指摘とトーンの表示は無料の側に入っています。

無料でできること

公式の多言語ページには、下線の色ごとに扱いが違うと書かれています。

赤い下線は綴りと基本的な文法の修正で、対応言語では無料で使えます。

青い下線はより進んだ文法・明快さ・流暢さ・トーンの提案で、無料だと1日3件まで受け入れられると書かれています。

この「1日3件」という数字が、無料で学習に使うときの実質的な上限になります。

言い換えると、毎日3件だけ深く読む学習なら、無料の範囲で回せる設計です。

Proで増えること

Proで増えるのは、文をまるごと書き換える機能と、トーンを調整する機能です。

学習者にとってここは諸刃で、書き換えを受け入れるほど自分で書く回数が減ります。

剽窃の検出とAI生成の判定も有料側です。

大学や大学院に英語で提出物を出す人は、この2つを目的に契約する意味があります。

また、指摘の型を個別にオフにする機能は有料プランのみだと公式ヘルプに書かれています。

Grammarlyの使い方①|入れる場所を1つに決める

入口は3つあり、どれか1つに決めるのが最初の作業です。

3つとも同じアカウントで動き、設定は製品をまたいで同期すると公式ヘルプに書かれています。

また、どの入口でもインターネット接続が要ります。

公式の入門記事に、クラウド型なのでオフラインでは使えないと明記されています。

置き場所①ブラウザ拡張

対応ブラウザはChrome・Safari・Firefox・Edgeの4つです。

OperaとBraveは現時点では対応外だと公式ヘルプに書かれています。

Safari版は既定で全サイトに対してオフになっているので、自分で有効にする操作が要ります。

Google ドキュメントで使いたい場合も、この拡張が入口になります。

ここで1つ落とし穴があり、高さ38ピクセル未満のテキスト欄では起動しないと公式ヘルプに書かれています。

検索窓のような小さい入力欄で反応しないのは、故障ではなく仕様です。

置き場所②デスクトップ版

WindowsとMacには常駐するアプリ版があります。

アプリやサイトを横断して使いたいときは、公式の入門記事もこちらを勧めています。

デスクトップ版を入れると、ブラウザ拡張は既定でオフになります。

ただしGoogle ドキュメントでは拡張が有効なまま残ります。

この挙動を知らないと「拡張が壊れた」と勘違いします。

置き場所③ウェブのエディタ

何もインストールしたくない人は、ブラウザで開くエディタだけで完結します。

公式ヘルプによると、ここでは新規作成のほかにファイルのアップロードもできます。

学習用途ではこのエディタが一番向いています。

理由は、提案ごとに「Learn more」で詳しい説明を開けるからです。

提案は右側に並び、Acceptで反映、Dismissで却下という形です。

アップロードした文書は書式が外れた平文として開く、という注意書きも公式ヘルプにあります。

Grammarlyの使い方②|最初に触る設定は3つだけ

入口が決まったら、設定を3つだけ触ります。

ここを飛ばすと、指摘の半分が「自分の狙いと違う指摘」になって、読む気がなくなります。

3つとも、設定した内容は使っている製品すべてに同期されます。

設定①英語の方言を選ぶ

選べるのはアメリカ英語・イギリス英語・カナダ英語・オーストラリア英語・インド英語の5つです。

公式ヘルプには、綴りの違いだけでなく文法と句読点の違いも見ていると書かれています。

設定画面は、アカウントの言語設定ページのほか、各アプリの「I write in」という項目から変えられます。

1つ注意書きがあり、イギリス英語などをアメリカ英語の綴りへ直す提案は一時的に提供を止めていると同じページに書かれています。

IELTSや英国系の試験に向けて書いている人は、ここを先に合わせてください。

設定②個人辞書に固有名詞

自分の名前、会社名、研究で使う用語は、最初に個人辞書へ入れます。

これをやらないと、毎回同じ固有名詞が赤い下線になり、本当に見るべき指摘が埋もれます。

入れ方は2つで、提案カードの「Add to dictionary」から入れるか、アカウントの辞書ページで直接追加します。

公式ヘルプによると、登録できるのは英字とハイフンなどに限られ、1語の長さは最大100文字です。

感嘆符やスラッシュのような記号を含む語、スペースで区切った複数語は登録できません。

設定③文書ドメインを選ぶ

文書ドメインは、その文章がどの種類かを宣言する設定で、General・Academic・Business・Email・Creative・Casualの6つです。

公式ヘルプには、この6つで指摘の厳しさが変わると書かれています。

英語学習でここが効くのは、同じ英文でも「どこまでが誤りか」がジャンルで動くことを、目で確認できるからです。

ドメイン公式ヘルプに書かれている性質英語学習での使いどころ
Academicいちばん厳しい。受動態・短縮形・I / youのような非形式の代名詞を指摘し、指示対象が曖昧な文も指摘するレポート・出願エッセイ・論文の下書き
Business形式ばった基準で見るが、一部の非形式な表現・代名詞・曖昧な指示語は許す社内メールより長い提案書・報告書
General既定値。厳しさは中くらいジャンルが決まっていない練習用の英作文
EmailGeneralに近い。読み手に強く響く直接的すぎる言い回しを指摘する仕事のメール、依頼と断りの練習
Casual文体の指摘をほとんどしない。短縮形・受動態・非形式の代名詞・who と whom・分離不定詞・つなぎすぎの文を指摘しない友人へのメッセージ、SNSの英文
Creativeいちばん緩い。文の断片・冗長な文・口語・受動態・不完全な比較・つなぎすぎの文を指摘しない物語や詩の英作文

ここで1つ制約があり、ドメインの選択は有料プラン側の機能だと公式ヘルプに書かれています。

ドメインを含む「Goals」という設定には、ほかにAudience・Formality・Intentがあります。

ただしIntentは実験的な項目で、現時点では提案の中身を変えないと明記されています。

Goalsを使えるのはウェブのエディタとiPad版だけで、WindowsとMacの常駐版では使えないとも書かれています。

Grammarlyの下線の色は、使い方を変える合図です

下線の色を区別しないまま全部受け入れるのが、いちばんもったいない使い方です。

公式の入門記事には、提案が correctness・clarity・engagement・delivery の4つに分かれると書かれています。

エディタの公式ガイドには、赤・青・緑・紫の下線が出ると書かれています。

色と中身の対応がヘルプ本文にはっきり書かれているのは、赤・青・グレーの3つです。

下線公式の説明学習者の扱い方
赤correctness の提案。綴りと基本的な文法の修正(Google ドキュメントでは本文上で直接受け入れられる)即受け入れてよい。ただし週に1回だけ種類を数える
青より進んだ文法・明快さ・流暢さ・トーンの提案。無料では1日3件まで受け入れ可ここを読む。1日3件は学習にちょうどいい量
グレースタイルガイドの提案。有料の組織プランで表示される個人の学習では出ない。出たら組織の用語ルール
緑・紫エディタのガイドに、赤・青とともに出ると書かれている青と同じ扱いで、理由を読んでから受け入れる

赤は作業、青は教材。

この一行だけ覚えておけば、毎日の判断が止まりません。

提案カードの「Learn more」を押すと、その提案の詳しい説明が開きます。

この説明こそが、無料で毎日3本もらえる文法教材です。

英語学習でGrammarlyが効くところは3つに絞れます

ここからは、英語講師として学習者の英文を読んできた立場での整理です。

効きやすいのは、本人が自分では見つけられない、かつ規則で説明できる誤りです。

この条件に当てはまるものが、日本語話者の英文には3種類まとまって出ます。

効くところ①冠詞と前置詞

冠詞と前置詞は、日本語に対応する形がないので、意味から推測しても当たりにくい領域です。

そして自分で読み返しても、抜けているaやtheは目に入りません。

機械が毎回同じ基準で拾ってくれるという一点だけで、ここは人間の見直しより速く回ります。

やることは1つで、指摘された冠詞を直すのではなく、その名詞が可算か不可算かを言葉で言い直します。

効くところ②同じ語の重複

学習者の英文は、同じ動詞と同じ形容詞が段落内で何度も出ます。

本人は内容を考えているので、語の重複には気づきません。

拡張機能には、書いた語をダブルクリックすると類語を出す機能があると公式ヘルプに書かれています。

語の定義もダブルクリックで引けるので、置き換えの前に意味を確かめる動作が1クリックで済みます。

効くところ③長すぎる一文

日本語の作文の癖のまま英語を書くと、1文が3行を超えます。

読みやすさの数値はエディタの画面で確認できます。

単語数や語彙の使い方と並んで表示されます。

公式ヘルプによると、Performanceという数値は、同じ目標を設定した他の利用者の文書と比べた正確さの位置づけです。

たとえば90なら、同じ目標の利用者の90%より良いという意味だと書かれています。

この数値は他人との比較なので、伸びの指標としては使わず、長文を切る合図としてだけ使うのが安全です。

英語学習でGrammarlyが効かないところも3つあります

ここを期待すると、時間だけが消えます。

先に切り分けておきます。

効かない①中身のずれ

文法として正しい英語でも、言いたかった内容とずれていることがあります。

この種のずれは、書き手の頭の中にしか正解がないので、文だけを見ても判定できません。

対処は1つで、英文を書く前に、日本語で1文だけ「結局なにを言うのか」を書いておきます。

その1文と英文を並べて見れば、ずれは自分で見つけられます。

効かない②話す力と速さ

書く場面では時間をかけて直せますが、話す場面では直す時間がありません。

私は30歳・英検3級から英語をやり直し、語学学校・ワーキングホリデー・大学という3つの形で留学し、最初の海外勤務はオーストラリアでした。

その経験の中でいちばんはっきりしていたのは、書けば正しく書ける文でも、口からは出てこないという事実でした。

書く練習と話す練習は、同じ英語でも別の回路を使います。

だからこのツールは、話す練習の代わりにはなりません。

効かない③覚えるところ

直された文を見るだけでは、記憶には残りません。

読んだ直後に自分で1文書くところまでが学習です。

提案を受け入れる操作は1クリックなので、手は動いても頭はほとんど動いていません。

この章のあとに置く指示文6本は、この「読んだあとの1文」を機械に作らせるためのものです。

Grammarlyの使い方を学習に変える指示文6本(そのままコピーできます)

以下の6本は、そのままコピーして貼れば動く形にしてあります。

貼り先は、生成AIの入力欄でも、他のAIチャットでもかまいません。

文面は同じで動きます。

生成AIの回数には上限があり、公式の比較表では無料が月100回、Proが1人あたり月2,000回でした。

回数は月ごとに補充され、補充日はアカウントで生成AIが使えるようになった日を基準にすると公式ヘルプに書かれています。

指示文①直された理由を型で言わせる

あなたは英文法の講師です。
これから、私が書いた英文と、校正ツールが直したあとの英文を渡します。

次の順番で、日本語で答えてください。

1. 変わった箇所を、出てきた順にすべて並べる
2. 1件ずつ「直す前 → 直したあと」の形で書く
3. 1件ずつ、次のどれに当たるかを1つだけ選んで分類する
   (a) 冠詞  (b) 前置詞  (c) 時制と相  (d) 単数複数
   (e) 語の選び方  (f) 語順  (g) 句読点  (h) それ以外
4. 分類ごとの件数を表にして、いちばん多い分類を1つだけ言う

条件
・褒め言葉と励ましは書かない
・勉強法の提案はこの回答には書かない
・判断できない箇所は「判断できない」と書く

私が書いた英文:
(このあとに貼り付けます)

直したあとの英文:
(このあとに貼り付けます)

この1本だけでも、毎回の校正が「作業」から「記録」に変わります。

指示文②最小ペアで並べさせる

次の1件について、最小ペアを作ってください。

直す前の英文:
(1文だけ貼ります)

直したあとの英文:
(1文だけ貼ります)

出力は次の4行にしてください。

1行目 変わった語だけを「X → Y」の形で書く
2行目 なぜYが選ばれるのかを、規則の形で1文で書く
3行目 Xでも正しくなる文脈があるなら、その英文を1つ作る
4行目 3行目が存在しない場合は「存在しない」とだけ書く

条件
・英文は英語のまま、説明は日本語で書く
・語源や歴史の話は書かない
・長さは全体で200字以内にする

3行目が出てくると、その語が「間違い」ではなく「文脈違い」だったことが分かります。

指示文③癖をひとつに絞らせる

これから、私が過去に直された記録を10件分渡します。
10件をまとめて読み、次の形で答えてください。

1. 同じ原因でまとめられるグループを作る(3グループ以内)
2. グループごとに、原因を日本語1文で書く
3. 件数がいちばん多いグループを1つだけ選ぶ
4. 選んだ原因について、私が今週だけ守る行動を1つ書く
   ・行動は「書く前に◯◯を決める」の形にする
   ・文法用語を1つだけ使ってよい

条件
・4で複数の行動を提案しない
・「気をつける」「意識する」という言葉は使わない

記録10件:
(このあとに貼り付けます)

10件を1つに畳むこの作業が、学習の中ではいちばん前に進みます。

指示文④硬さ違いで書かせる

次の英文と同じ内容を、硬さを変えて3通り書いてください。

元の英文:
(1〜3文を貼ります)

出力は表にして、列は次の3つにしてください。
・場面(学術/仕事のメール/友人へのメッセージ)
・英文
・元の英文から変えた語を「X → Y」で全部列挙

条件
・3通りとも、事実の中身は変えない
・学術の行では短縮形を使わない
・友人の行では短縮形と口語を使う
・日本語訳は書かない

校正ツールの文書ドメインが6種類ある理由を、手を動かして確かめる練習です。

指示文⑤明日の書く課題を作らせる

私は今日、次の原因で英文を直されました。

原因:
(指示文③で選んだ原因を1つだけ貼ります)

この原因だけを使う英作文の課題を、5問つくってください。

出力の形
・1問ずつ、日本語の指示文を1行で書く
・その下に、使ってほしい英単語を3語だけ並べる
・模範解答はこの回答には書かない

条件
・5問とも場面を変える(学校/仕事/旅行/買い物/家族)
・1問あたり英語で1文だけ書けば終わる分量にする
・原因と関係のない文法は問わない

模範解答を出させないのが要点です。

先に答えを見ると、書く回数がゼロになります。

指示文⑥翌日の小テストを作らせる

昨日の私の記録を渡します。
これを使って、今日の小テストを1本つくってください。

出力の形
・問題は5問、すべて英語の穴埋めにする
・穴は1問につき1か所だけにする
・選択肢は3つにして、まぎらわしいものを2つ入れる
・正解と解説は、問題のあとにまとめて置く
・解説は1問30字以内の日本語にする

条件
・昨日の記録に出ていない文法は出題しない
・同じ単語を2問以上で正解にしない

昨日の記録:
(このあとに貼り付けます)

翌日に同じ論点をもう一度通すだけで、定着の手応えが変わります。

Grammarlyを使った1回20分の学習手順(分単位の表)

ここまでの設定と指示文を、1回20分の型にまとめます。

無料プランで青い下線を1日3件まで受け入れられるという仕様に合わせて組んであります。

経過この時間にやること切り上げる合図
0:00〜0:30今日書く題材を1つ決める。日本語で「結局なにを言うのか」を1文だけ書く日本語1文が書けたら次へ
0:30〜6:00英語で5〜8文書く。途中で下線が出ても触らない6分で止める。書き終わらなくても止める
6:00〜8:00赤い下線だけを上から順に受け入れる。理由は読まない赤がゼロになったら次へ
8:00〜12:00青い下線を3件だけ開き、Learn moreの説明を読む3件で止める。4件目は明日に回す
12:00〜15:00直す前と直したあとをコピーして、指示文①に貼る分類の表が出たら止める
15:00〜18:00いちばん多かった分類について、指示文②で最小ペアを作る4行の出力が出たら止める
18:00〜20:00その論点だけを使って、自分で英語を1文書く。書いたら保存して終わり1文でいい。2文書かない

この型の肝は、6分で書く時間を切ることです。

書く時間を長く取るほど、読む時間と書き直す時間が削られます。

そして週に1回だけ、指示文③で10件分を1つに畳みます。

畳んだ結果が先週と同じなら、その論点はまだ直っていないということです。

Grammarlyの使い方でやってはいけない5つ

指導の場で実際によく起きる順に並べます。

やってはいけないこと何が起きるか代わりにどうするか
提案を全部まとめて受け入れるその日の文章は整うが、翌日に同じ箇所がまた指摘される赤だけ全部、青は3件だけ理由を読む
文まるごとの書き換えを毎回使う自分で英語を組み立てる回数が減る書き換えは、提出物の最後の1回だけに使う
方言と個人辞書を設定しないまま使う本来読むべき指摘が、綴りの誤検出に埋もれる使い始めの初日に、5分で両方そろえる
点数を伸びの指標にする他の利用者との相対比較なので、自分の伸びを表さない指摘の件数を、同じ題材で数える
話す練習の代わりにする書けば正しい文が、口からは出ないままになる書いた文を声に出す時間を別に取る

この5つのうち、いちばん多いのは1つ目です。

受け入れる操作が速いので、読む時間より受け入れる時間のほうが短く済んでしまうからです。

GrammarlyとAIチャットの使い分け|どちらに何を渡すか

校正ツールとAIチャットは、役割が重なって見えますが、得意な場所が違います。

校正ツールは「書いている場所にそのまま出てくる」ことが強みです。

公式ヘルプによると、生成AIの機能はWindowsとMacの常駐版、ウェブのエディタ、ChromeとEdgeの拡張、Android、iPhone、iPadで使えると書かれています。

渡すもの渡し先理由
書いている最中の誤りの検出校正ツール書いている画面から離れずに出る。貼り付けの手間がゼロ
綴りと基本文法の修正校正ツール赤い下線として本文に直接出るので、判断が要らない
直された理由の分類と集計AIチャット複数件をまたいで数える作業は、対話側のほうが速い
最小ペアと反例づくりAIチャット「Xでも正しくなる文脈」は校正の役目ではない
翌日の課題と小テストAIチャット出題は生成の仕事。校正ツールの画面には出てこない
提出前の剽窃とAI生成の確認校正ツールの有料プラン公式の比較表で、この2つは有料側に入っている

境目は1つで、その場で直すものは校正ツール、あとで数えるものはAIチャットです。

なお、英語以外の言語も扱えます。

公式ヘルプの一覧には、スペイン語・フランス語・イタリア語・ドイツ語・ポルトガル語・トルコ語・ポーランド語・オランダ語など20以上の言語が並び、日本語と中国語も含まれています。

段落単位の書き換えに対応しているのは、スペイン語・フランス語・イタリア語・ドイツ語・ポルトガル語・ウクライナ語だと同じページに書かれています。

Grammarlyの使い方についてよくある質問

無料のままでも英語学習に使えますか?

使えます。

無料でも誤りの指摘とトーンの表示は入っており、青い下線も1日3件まで受け入れられます。

この記事の20分の手順は、その3件を前提に組んであります。

イギリス英語で書けますか?

書けます。

アメリカ・イギリス・カナダ・オーストラリア・インドの5つから選べます。

ただし、イギリス英語などをアメリカ英語の綴りへ直す提案は一時的に止まっていると公式ヘルプに書かれています。

オフラインでも動きますか?

動きません。

クラウド型なのでインターネット接続が要ると、公式の入門記事に明記されています。

飛行機の中で書く人は、書くだけ書いて、あとで通すという順番になります。

Google ドキュメントで使えますか?

使えます。

ブラウザ拡張を入れたうえで、画面右下のボタンからサイドバーを開く形です。

赤い下線とグレーの下線は、サイドバーを開かなくても本文上で受け入れられると公式ヘルプに書かれています。

書いた文章はどう扱われますか?

公式のプライバシーに関するページには、利用者の文章を売ったり収益化したりはしないと書かれています。

データはアマゾンのクラウドの米国東部リージョンに置かれ、通信はTLS 1.2、保存時はAES-256で暗号化すると同じページにあります。

とはいえ、勤務先の守秘義務がある文章を通すかどうかは、社内規程の側で判断してください。

提案が出ないときは何を見ますか?

まず、入力欄の高さを見てください。

高さ38ピクセル未満のテキスト欄では起動しないと公式ヘルプに書かれています。

次に、デスクトップ版を入れていないかを見てください。

入れていると拡張が既定でオフになります。

Safari版の場合は、サイトごとに自分で有効にする必要があります。

まとめ|Grammarlyの使い方は「設定3つ+青い下線3件」で回ります

最後に、今日やる順番だけを並べます。

  • 入口を1つ決める(ブラウザ拡張・デスクトップ版・ウェブのエディタ)
  • 英語の方言を選ぶ(アメリカ・イギリス・カナダ・オーストラリア・インド)
  • 自分の名前と固有名詞を個人辞書に入れる
  • 赤い下線は全部受け入れ、青い下線は3件だけ理由を読む
  • 指示文①で分類し、指示文②で最小ペアを作り、自分で1文書く
  • 週に1回、指示文③で10件を1つの論点に畳む

校正ツールは、誤りを消す道具としてより、自分の癖を毎日1件ずつ教えてくれる記録係として使うほうが向いています。

消すだけなら手は速くなりますが、書く力の話とは別です。

記録として使えば、3か月後に「自分がよく間違える3種類」を言葉で言えるようになります。

その3種類が言えるようになった時点で、この道具の役目はほぼ終わりです。

この記事の情報の取り方

  • 料金・プラン名・機能の可否は、2026年9月21日に公式ページの中身を直接取得して読みました
  • 設定手順・仕様・制限は、同日に公式ヘルプセンターの各記事を直接取得して読みました
  • 英語の項目名は、取得した時点のページにあった表記をそのまま写しています
  • 日本円での価格は、公式ページに米ドル表示しか出ていなかったため書いていません
  • 学習効果の数値や上達までの期間は、一次資料に当たれなかったので1件も書いていません
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