英語の復習の間隔で迷っている人は、たいてい「日数」を探しています。
3日後がいいのか、1週間後がいいのか、という探し方です。
この探し方だと、答えが見つかっても運用できません。
間隔は日数で持つものではなく、項目ごとの「次に戻る日」で持つものだからです。
この記事には、材料の表、AIにそのまま貼れる指示文6本、初週7日の分単位の手順を置きます。
単語の覚え方そのものと、教材の選び方はここでは扱いません。
扱うのは「いつ戻るか」を決める側だけです。
【結論】英語の復習の間隔は、忘れる直前に戻る日をAIに計算させて決めます
英語の復習の間隔は、3つの手順で決まります。
1つ目は、今日その項目を思い出せたかどうかを記録に残すことです。
2つ目は、項目ごとに「次に戻る日」を1つだけ決めて、日付として書くことです。
3つ目は、日付の計算と並べ替えという作業だけをAIに渡すことです。
順番を入れ替えると全部崩れます。
記録が先で、AIは最後です。
理由は3つあります。
1つ目は、日数で持つと全項目が同じ間隔になってしまうことです。
すぐ出てくる単語と、3回続けて落としている単語が、同じ日に並びます。
2つ目は、人は自分がどこを忘れたかを覚えていられないことです。
記録が無い状態でAIに聞くと、返ってくるのは一般論の学習スケジュールだけになります。
3つ目は、日付の計算と並べ替えが、人が手でやるといちばん遅い作業だからです。
そこだけをAIに渡すと、復習の中身を考える時間が丸ごと残ります。
間隔をどこに置くかの狙いも、先に言葉にしておきます。
狙いは「9割は思い出せて、1割は落とす」位置に次の日を置くことです。
間隔反復ソフトのAnkiは、この「思い出せる割合」を設定値として持っています。
公式マニュアルには、desired retention(望む保持率)の既定値は90%で、90%が復習量と保持のバランスとして良い、と書かれています(Anki Manual|Deck Options・2026年9月21日取得)。
同じマニュアルは、97%より上げると復習量が急に増えるので上げすぎないように、とも書いています。
つまり「全部覚えている状態」を狙うと、間隔が短くなりすぎて毎日の量が破裂します。
1割は落ちる前提で間隔を置きます。
これが設計の出発点です。
英語の復習の間隔が空きすぎる原因は、戻る日を持っていないことです
復習が続かない人を見ていると、原因は意志の話ではありません。
「次に戻る日」という情報を、どこにも持っていないことが原因です。
持っていないので、復習の開始は毎回「気が向いたとき」になります。
気が向いたときは、だいたい忘れきった後です。
忘れきった後の復習は、復習ではなく学び直しになります。
同じ時間を使っているのに進まないのは、毎回ゼロから入っているからです。
よくある4つのやり方を、崩れる場所つきで並べます。
| よくあるやり方 | 何を基準に戻っているか | 崩れる場所 | 直し方 |
|---|---|---|---|
| 週末にまとめて復習 | 曜日 | 全項目が同じ間隔になる。覚えた語まで毎週出てくる | 項目ごとに戻る日を分ける |
| テキストを最初から読み直す | ページ順 | 忘れていない箇所に時間の大半を使う | 落とした項目だけを抜き出す |
| アプリの通知が来たらやる | アプリの都合 | 通知を消すと二度と戻らない | 日付をカレンダー側に書く |
| 忘れた気がしたら戻る | 体感 | 体感は忘れた後にしか働かない | 直前の判定を記録して機械に判断させる |
4つとも共通しているのは、基準が「項目」ではなく「自分の都合」になっている点です。
間隔反復ソフトは、ここを徹底して項目側に寄せています。
Ankiは、同じ日に覚えた項目が毎回そろって出てこないよう、間隔に小さなランダムのずれを足しています。
マニュアルではこれをfuzz(ファズ)と呼び、機能として切ることはできないと書かれています(Anki Manual|Studying・2026年9月21日取得)。
まとめて覚えたものを、わざとバラして出します。
ソフト側がそこまでやっている理由は1つです。
同じ日に山が来ると、その日に手が止まって全部が流れるからです。
手で組むときも、同じ考え方を入れておくと崩れにくくなります。
英語の復習の間隔をAIに渡す前に用意する4つの材料
AIに投げる前に、手元に4つだけ用意します。
この4つが無い状態で聞くと、返ってくるのは誰にでも当てはまる表になります。
形式はスプレッドシートでも、メモ帳のテキストでも構いません。
1行1項目で、カンマ区切りにしておくのがいちばん軽いです。
| 材料 | 書き方 | 例 | 無いとどうなるか |
|---|---|---|---|
| ①項目 | 1行1つ。単語・表現・文法項目のどれでもよい | put off | 間隔を付ける先が無い |
| ②初回にやった日 | 年月日をそのまま書く | 2026-09-14 | 経過日数が出ない |
| ③直前の判定 | 3段階(出た/迷った/出なかった) | 迷った | 間隔を伸ばすか縮めるかが決まらない |
| ④これまで戻った回数 | 整数 | 2 | 1回目と5回目を同じ間隔で扱ってしまう |
③の判定は3段階で十分です。
Ankiは4段階(Again/Hard/Good/Easy)を使いますが、紙やスプレッドシートで回すなら3段階が限界です。
判定の基準も、公式マニュアルの線をそのまま借りると迷いません。
マニュアルには、Again(思い出せなかった)を押す回数は全体の5〜20%程度、Good(思い出せた)は80〜95%程度になるのが普通、と書かれています(Anki Manual|Studying・2026年9月21日取得)。
この数字は、自分の間隔が合っているかの点検に使えます。
- 「出なかった」が2割を超える週=間隔が長すぎる。次の日を手前に寄せる
- 「出なかった」が1割を切る週=間隔が短すぎる。次の日を後ろへ送る
- 「迷った」が半分を超える週=項目の粒度が大きすぎる。1項目を2つに割る
ここまで用意できたら、AIの出番です。
もう一度書きますが、AIに渡すのは計算と並べ替えだけです。
英語の復習の間隔をAIに設計させる指示文6本(そのままコピーできます)
ここから6本は、ChatGPT・Claude・Geminiのどれに貼っても同じように動く形で書いています。
6本とも、出力の形を先に指定しているのが共通点です。
OpenAIのプロンプトガイドも、指示文は「役割・指示・例・文脈」の順に区切って書くとモデルが境目を理解しやすい、という構成を推奨しています(OpenAI|Prompt engineering・2026年9月21日取得)。
役割を1行、条件を箇条書き、データは最後に置きます。
この順番を崩さないでください。
①戻る日を1件ずつ計算させる
いちばん使う1本です。
あなたは間隔反復のスケジュール係です。
これから、英語の復習項目の一覧を渡します。
列は「項目」「初回にやった日」「直前の判定」「これまで戻った回数」です。
次のルールで、項目ごとに「次に戻る日」を1つだけ計算してください。
ルール
・判定が「出た」= 直前の間隔を2.5倍にする
・判定が「迷った」= 直前の間隔を1.2倍にする
・判定が「出なかった」= 間隔を1日に戻す
・初回の次は1日後とする
・計算結果が同じ日に4件以上並んだら、後ろの日へ1日ずつずらす
・上限は180日とし、それを超えたら180日で止める
出力
・表にする。列は「項目」「経過日数」「次に戻る日(年月日)」「間隔(日)」「ずらしたか」
・日付の降順ではなく、次に戻る日の昇順で並べる
・計算過程は書かない。表だけを出す
・判定できない行は表の最後に「材料不足」としてまとめる
基準日: 今日の日付を私が次の行に書きます。
一覧:
(このあとに貼り付けます)
倍率は、自分の判定の出方を見て後から動かす前提の初期値です。
大事なのは倍率そのものではなく、毎回同じルールで計算されることです。
②今日やる分だけを並べ替えさせる
一覧が200行を超えると、今日の分を目で拾うのが苦痛になります。
次の一覧から、今日やる分だけを抜き出してください。
条件
・「次に戻る日」が今日以前のものだけを対象にする
・件数が30件を超える場合は、期限を過ぎた日数が多い順に30件だけ残す
・残りは「今日は出さない」として件数だけ報告する
・1件あたりの想定秒数を10秒として、合計時間を分で出す
出力
1. 今日やる項目の一覧(番号付き・項目名だけ・説明は書かない)
2. 合計件数と想定時間
3. 今日出さなかった件数
一覧:
(このあとに貼り付けます)
上限を30件で切っているのは、1日の量を先に決めるためです。
Ankiにも1日の復習上限という設定があり、マニュアルは、溜まった日の山をならすためにこの上限が役に立つと説明しています。
③溜まった分を3日で吸収させる
旅行や仕事で1週間飛んだときに使います。
復習を止めていたので、期限を過ぎた項目が溜まっています。
これを3日で片づける割り振り表を作ってください。
条件
・3日間で全部を1回は通す
・1日あたりの件数は、3日とも同じになるようにそろえる
・期限を過ぎた日数が多いものから先に配る
・同じ日に似た項目が固まらないよう、頭文字が同じものは別の日に散らす
・4日目以降の「次に戻る日」は、この3日間の結果が出てから決めるので計算しない
出力
・表にする。列は「日」「項目」「期限超過日数」
・最後に、1日あたりの件数と想定時間(1件10秒)を書く
一覧:
(このあとに貼り付けます)
溜まった分を1日で片づけようとすると、その日にまた止まります。
3日に割るだけで、戻れる確率がはっきり上がります。
④間隔が長すぎないか点検させる
週に1回、日曜の夜に回す点検用です。
この1週間の復習ログを渡します。
列は「日付」「項目」「判定(出た/迷った/出なかった)」「そのときの間隔(日)」です。
次を数えて報告してください。
1. 判定ごとの件数と、全体に占める割合
2. 「出なかった」項目の、そのときの間隔の中央値
3. 「出た」項目の、そのときの間隔の中央値
4. 2と3の差が何日あるか
そのうえで、次の3つのどれかを1つだけ選んで理由を2行で書いてください。
(a) 間隔が長すぎる
(b) 間隔が短すぎる
(c) 今の間隔は妥当
条件
・励ましと褒め言葉は書かない
・学習法の提案はこの回答には書かない
・判断材料が足りない場合は「足りない」と書く
ログ:
(このあとに貼り付けます)
「出なかった項目の間隔」と「出た項目の間隔」の差が、自分の限界点を教えてくれます。
差が小さいときは、間隔ではなく項目の作り方に原因があります。
⑤忘れた原因を3つに分けさせる
間隔を縮める前に、そもそも間隔の問題なのかを切り分けます。
今週「出なかった」項目の一覧を渡します。
各項目を、次の3つのどれか1つに必ず分類してください。
(a) 間隔の問題 = 前に見たときは出ていたのに、日が空いて落ちた
(b) 項目の問題 = 1つの項目に意味が2つ以上入っていて、毎回どちらかが落ちる
(c) 理解の問題 = 日本語の説明を読んでも、使いどころが説明できない
出力
・表にする。列は「項目」「分類」「そう判断した理由(15字以内)」
・分類ごとの件数を最後に書く
・(b)と判定した項目は、2つに割った案も出す
・(c)と判定した項目は、割らずにそのまま残す
一覧:
(このあとに貼り付けます)
(b)と(c)を間隔で解こうとすると、永遠に間隔が縮み続けます。
毎日出てくるのに毎日落ちる項目は、だいたい(b)です。
⑥翌週の予定表を作らせる
最後は、7日分をカレンダーに落とす形で受け取ります。
次に戻る日が入った一覧を渡します。
これを、来週の月曜から日曜までの7日分の予定表にしてください。
条件
・1日の上限は30件とする
・上限を超えた日は、超えた分を翌日以降へ送る
・木曜は予備日として件数を半分にする
・1日も空けずに7日とも件数を入れる
・新しい項目を足す提案はしない
出力
・表にする。列は「日付」「曜日」「件数」「想定時間(分)」「繰り越し件数」
・表の下に、繰り越しが発生した日だけを1行で書く
一覧:
(このあとに貼り付けます)
木曜を半分にしているのは、崩れる日を先に作っておくためです。
予備日が無い予定表は、1日遅れた瞬間に作り直しになります。
英語の復習の間隔を初週7日で立ち上げる手順(分単位の表)
設計は7日あれば立ち上がります。
初週にやることは、項目を集めることではなく、記録の型を固めることです。
項目は30件で始めてください。
200件から始めると、2日目に回らなくなります。
| 日 | やること | 目安の分 | AIの出番 |
|---|---|---|---|
| 1日目 | 項目30件を1行1つで書き出し、初回日を入れる | 25分 | なし(手で書く) |
| 2日目 | 30件を通して判定を3段階で付ける | 12分 | 指示文①で次に戻る日を計算 |
| 3日目 | 今日の分だけを出して回す | 8分 | 指示文②で今日の分を抽出 |
| 4日目 | 同じ手順を繰り返す | 8分 | 指示文② |
| 5日目 | 「出なかった」項目だけを見直す | 10分 | 指示文⑤で原因を3分類 |
| 6日目 | 予備日。溜まっていれば吸収する | 0〜10分 | 指示文③(溜まった日だけ) |
| 7日目 | 1週間の点検と、翌週の予定づくり | 15分 | 指示文④と⑥ |
合計は1週間で80分前後です。
2週目以降は、7日目の点検を除けば1日10分以内に収まります。
1回分の10分は、さらに細かく分けておくと迷いません。
| 経過 | やること | 判断のしかた |
|---|---|---|
| 0〜1分 | 指示文②を貼り、今日の分を受け取る | 件数が30件を超えていたら上限で切る |
| 1〜7分 | 項目を上から見て、口に出して答える | 10秒で出なければ「出なかった」に倒す |
| 7〜9分 | 判定を3段階で記録に書く | 迷ったら「迷った」を選ぶ |
| 9〜10分 | 指示文①を貼り、次に戻る日を更新する | 表をそのまま記録に上書きする |
1項目に10秒という線は、Ankiのマニュアルにある目安をそのまま使っています。
マニュアルは、10秒ほどで答えられないなら粘らずに答えを見たほうがよい、と書いています(Anki Manual|Studying・2026年9月21日取得)。
粘っている時間は、思い出す練習になっていないからです。
英語の復習の間隔は教材の種類で変わる|単語・文法・音読・会話
同じ間隔を全部に当てると、どこかが壊れます。
単語と音読では、そもそも「思い出せた」の意味が違うからです。
単語は出るか出ないかの2択ですが、音読は速さと滑らかさの話になります。
判定の仕方を種類ごとに決めておくと、記録がぶれません。
| 種類 | 1回の量 | 初回の次に戻る日 | 判定の仕方 | AIの使い道 |
|---|---|---|---|---|
| 単語・表現 | 30件 | 1日後 | 10秒で日本語が出るか | 次に戻る日の計算と並べ替え |
| 文法項目 | 3項目 | 2日後 | 自分の例文を1つ作れるか | 作った例文の可否の判定 |
| 音読・発音 | 1本(60秒) | 1日後を3回続けてから3日後 | 詰まらずに通して読めるか | 詰まった箇所の書き出し |
| 会話フレーズ | 10件 | 3日後 | 場面を言われて即出るか | 場面の出題と言い換え |
音読だけ「1日後を3回続ける」と書いたのには理由があります。
口の動きは、間隔を空けると記憶ではなく身体の側から落ちるからです。
間隔反復ソフトが短い刻みを最初に置いているのも、考え方としては近いところにあります。
Ankiの学習ステップの既定は「1分・10分」で、そこを抜けてから日単位の間隔に移る設計です(Anki Manual|Deck Options・2026年9月21日取得)。
最初だけ詰めて、抜けたら一気に広げます。
この形は手で組むときにも使えます。
英語の復習の間隔をAIに決めさせてはいけない3つの判断
ここが、この記事でいちばん伝えたい部分です。
AIに渡していいのは作業で、渡してはいけないのは判断です。
線を引かずに使うと、間隔の設計そのものが自分の手を離れます。
| 仕事 | 誰がやるか | 理由 |
|---|---|---|
| 思い出せたかどうかの判定 | 自分 | 頭の中で起きたことは、本人しか観測できない |
| 日付の計算 | AI | ルールが決まっていれば手より速く正確 |
| 今日やる分の抽出と並べ替え | AI | 件数が増えるほど人の手では破綻する |
| 項目を捨てるかどうか | 自分 | 自分が使う英語かどうかは自分の予定で決まる |
| 「今日は休む」の決定 | 自分 | 体調と予定はデータに入っていない |
| 忘れた原因の仮分類 | AIが下書き、自分が確定 | 分類の材料は出せるが、最終判断は本人の実感 |
とくに危ないのが、1つ目の「思い出せたかどうか」をAIに採点させることです。
答えを見た後で「だいたい合っていた」と入力すると、間隔がどんどん伸びます。
Ankiのマニュアルも、思い出せなかったときにHardではなくAgainを押すよう強く書いています。
Hardは「思い出せたが手間取った」を表す合格側のボタンで、失敗のボタンではない、という説明です(Anki Manual|Deck Options・2026年9月21日取得)。
甘く付けると、間隔の計算が全部ずれるということです。
判定を厳しく付けるのは、自分を責めるためではありません。
計算を合わせるためです。
英語の復習の間隔が崩れた週の立て直し方
間隔を組んだ人の9割は、どこかで1週間飛ばします。
ここで作り直しをしてしまうと、そこで終わります。
やることは作り直しではなく、溜まった分の処理だけです。
そして、処理している間は新しい項目を足しません。
Ankiのマニュアルにも、期限を過ぎたカードが溜まっているときは追いつくまで新規カードの投入を止めることを勧める、と書かれています(Anki Manual|Deck Options・2026年9月21日取得)。
溜まっているのに新しい項目を足すと、山がさらに高くなるからです。
| 溜まった量 | やること | 新規の投入 |
|---|---|---|
| 30件まで | その日に全部通す | 止めなくてよい |
| 31〜100件 | 指示文③で3日に割る | 3日間は止める |
| 101件以上 | 期限超過が多い順に上から100件だけ残し、残りは初回扱いに戻す | 1週間止める |
101件以上のときに「初回扱いに戻す」としているのは、間隔の計算をあきらめる判断です。
2か月放置した項目の「直前の判定」は、もう現在の記憶を表していません。
古い材料で計算を続けるより、1日後からやり直すほうが早く戻ります。
英語の復習の間隔をAIで設計するときに、やってはいけない5つ
ここは、実際に手が止まった人の詰まりどころだけを並べます。
- 記録を渡さずに「最適な復習間隔を教えて」と聞く。材料が無いので一般論しか返らない
- AIが出した表を保存せずに閉じる。次の日に同じ表が再現できず、間隔がリセットされる
- 項目を毎日追加する。復習の山が指数で伸び、2週間で回らなくなる
- 判定を甘く付ける。間隔が実力より先に伸びて、あとで大量に落ちる
- 1日休んだ時点で予定表を作り直す。作り直しの手間が毎回かかり、続かなくなる
2つ目が意外と多いです。
AIの画面は保存場所ではないので、表はスプレッドシートかメモに落としてください。
落とす先が決まっていない設計は、3日で消えます。
英語の復習の間隔について、英語コーチとして見てきたこと
ここからは、データではなく指導の現場で見てきた話です。
戻る日を決めない人の共通点
復習が続かない人ほど、教材と計画書はきれいに揃っています。
足りていないのは、いつも同じ1点です。
先週やった項目の、どれが落ちているかを誰も知らない状態になっています。
復習の話をすると「何周すればいいですか」と聞かれることが多いのですが、周回数は答えになりません。
3周しても、落ちている20件に当たらなければ、その20件は落ちたままだからです。
30歳・英検3級から始めた見方
私自身は30歳から、英検3級のところからやり直しています。
そのときにいちばん変わったのは、教材ではありませんでした。
ノートの端に、その項目に次いつ戻るかを日付で書いただけです。
語学学校とワーホリと大学という3つの形で外に出ましたが、環境が変わっても、この1行は同じでした。
初めての海外勤務だったオーストラリアでも、現地で拾った言い回しに日付を振っていました。
今はカリフォルニアに住んでいて、当時と違うのは、日付の計算をAIに渡せる点だけです。
やっていることの本体は、10年以上変わっていません。
英語の復習の間隔とAIについてよくある質問
相談の場でよく出る6つに答えます。
英語の復習の間隔は何日おきが正解ですか?
全項目に共通の正解はありません。
間隔は、直前にその項目を思い出せたかどうかで項目ごとに変わるからです。
始めるなら、初回の次を1日後に置いて、そこから判定に応じて伸ばす形が扱いやすいです。
AIが出した間隔をそのまま使っていいですか?
計算結果はそのまま使って構いません。
ただし、計算のもとになる判定は自分で付けてください。
判定が甘いと、どれだけ計算が正確でも、出てくる日付は実力より先に行きます。
空けすぎた単語はどう戻しますか?
間隔を縮めるのではなく、初回扱いに戻すのが早いです。
2か月前の判定は、いまの記憶の状態を表していないからです。
1日後から積み直すほうが、結果として早く元の間隔まで戻ります。
アプリと紙のどちらが向いていますか?
項目が100件を超えるならアプリ側が楽です。
100件までなら、スプレッドシートとAIの組み合わせで足ります。
判断の基準は、今日やる分を目で拾うのに何分かかるかです。
無料のAIだけで足りますか?
この記事の6本は、どれも長い文章を書かせる指示ではありません。
表の計算と並べ替えだけなので、無料の枠で回せる範囲に収まります。
ただし、項目が300件を超えると1回で貼れない場合があるので、50件ずつに割ってください。
1日休んだら間隔は作り直しですか?
作り直しません。
翌日に、期限を過ぎた分を上から順に処理するだけです。
予定表のほうを直そうとした瞬間に、手間が増えて止まります。
まとめ|英語の復習の間隔は、次に戻る日を1つ決めるところから始まります
この記事の中身を、最後に1つに絞ります。
今日やった項目の横に、次に戻る日付を1つ書いてください。
それだけで、間隔の設計は始まっています。
AIに渡すのは、その日付が30件・100件と増えてからで間に合います。
日数を探すのをやめて、日付を書きます。
これが「英語 復習 間隔」の答えです。
この記事で見た一次ソース
間隔と判定に関する記述は、次の3つの公式ドキュメントから取りました(いずれも2026年9月21日取得)。
- Anki Manual|Deck Options(望む保持率の既定値90%・学習ステップ・溜まったときの扱い)
- Anki Manual|Studying(4段階の判定ボタンの使い分け・10秒の目安・間隔のランダムなずれ)
- OpenAI|Prompt engineering(指示文を役割・指示・例・文脈に区切る構成)
数値の扱いが変わる場合があるので、設定の細部は各公式ドキュメントで確認してください。
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