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DeepLを英語学習に使う方法|翻訳を答え合わせに変える手順

DeepLを開くタイミングを変えるだけで、英語力の伸び方は逆になります。

英語を書く「前」に引くと、自分の英語が1文も生まれません。

英語を書いた「あと」に引くと、自分の文とDeepLの訳の差が、そのまま自分専用の教材になります。

やることは順番を入れ替えるだけで、DeepLの設定も課金プランも関係ありません。

この記事では、4ステップの手順、差分5種類の表、コピーできる指示文5本、1回20分の分単位の流れを置きます。

翻訳エンジン同士の精度比較と、料金の話は扱いません。

TOC

【結論】DeepLは英語を書く前ではなく、書いたあとの「答え合わせ」に使います

DeepLを英語学習に使う正しい順番は1つです。先に自分で英語を書き、そのあとにDeepLへ同じ日本語を訳させて、差を見ます。

理由は3つあります。

1つ目は、先に引くと、直す対象そのものが存在しなくなることです。

自分が書いた英文が無ければ、間違いも出てきません。

間違いが出てこない学習は、静かで気分がよく、そして何も残りません。

2つ目は、差分が「自分にだけ効く教材」だからです。

市販の文法書は、全員に共通する間違いを並べたものです。

自分の英文とDeepL訳の差は、いま自分が落としているものだけが並びます。

3つ目は、差の理由を言葉にすると、次に同じ場面で自分で選べるようになることです。

訳文を覚えるのではなく、「なぜそちらを選んだのか」を覚えると、別の文でも使い回せます。

ここまでが、この記事の全部です。

残りは、その順番を止まらずに回すための道具です。

DeepLを英語学習に使う4ステップ|書く→訳させる→差分を取る→理由を説明させる

手順は4つで固定します。順番を入れ替えると、①が消えて元の「先に引く」に戻ります。

ステップやること時間使う道具手元に残るもの
①自分で書く言いたい日本語を1〜3文に決め、辞書もDeepLも開かずに英語で書く3分紙かメモアプリ自分の英文(間違いを含んだまま)
②DeepLに訳させる①で決めた日本語だけをDeepLに貼り、日本語→英語で訳させる1分DeepL翻訳DeepLの英訳
③差分を取る自分の英文とDeepL訳を上下に並べ、違う箇所すべてに印を付ける3分紙かメモアプリ印の付いた箇所の一覧
④理由を説明させる印を付けた箇所を別のAIに渡し、差の理由を5種類に分類させる8分ChatGPT・Claude・Geminiなど分類表と、次にやること1つ

①で辞書を引かないのが、この手順でいちばん大事なところです。

辞書を引いた瞬間、その文は「自分が今出せる英語」ではなくなります。

測りたいのは完成度ではなく、いまの自分の位置です。

②では、自分の英文をDeepLに貼らないでください。

自分の英文を英語のまま貼ると、DeepLはそれを「正しい原文」として扱うので、差が出なくなります。

貼るのは、①のいちばん最初に決めた日本語のほうです。

④の理由づけをDeepLではなく別のAIに回す理由

DeepLの公式ページに並んでいる機能は、テキスト翻訳・文書翻訳・用語集・画像翻訳・辞書・代案の提示・DeepL Writeによる校正です(2026年9月16日に公式の機能ページを取得して確認)。

つまりDeepLが返すのは「訳」と「言い換えの候補」であって、文法の解説を目的にした道具ではありません。

だから④だけを、説明が得意な対話型AIに渡します。

役割を分けると、どちらの出力も短く安定します。

DeepLとの差分は5種類|語の選び方・冠詞・時制・語順・丁寧さで学ぶものが違う

差分は無限に見えますが、分類すると5つに収まります。

5つは難易度も練習方法も別物なので、混ぜた瞬間に何も残らなくなります。

差分の種類見分け方自分の英文(例)DeepL訳(例)そこで学ぶもの次にやること
①語の選び方意味は同じだが、単語が入れ替わっているI want to say my opinion.I’d like to share my thoughts.動詞と名詞の相性(どの語とどの語が一緒に立つか)入れ替わった動詞+名詞の組を3組、例文ごと書き写す
②冠詞a / an / the / 無冠詞だけが違うI sent you mail yesterday.I sent you an email yesterday.数えられる名詞かどうかと、初めて出す名詞の扱いその名詞が可算か不可算かだけを確認して1行メモ
③時制動詞の形だけが違うI work here since 2020.I have worked here since 2020.「いつからいつまで」を動詞のどの形で表すか同じ時間表現で、自分の生活の文を3本作る
④語順使っている語はほぼ同じで、並びだけが違うI yesterday went to the office in Osaka.I went to the office in Osaka yesterday.時を表す語・場所を表す語をどこに置くか自分の文の語を切って並べ替え、置き場所の規則を1文で書く
⑤丁寧さ意味は通るが、かたさ・距離感が違うSend me the file.Could you send me the file?依頼・断り・催促のときの言い方の段階同じ用件を、かたい/普通/くだけたの3段階で書き分ける

1回の学習で手当てするのは、5つのうち1つだけにしてください。

印が20か所付いていても、扱うのは件数がいちばん多かった1種類です。

選ぶ順番に迷ったときは、③時制→②冠詞→①語の選び方→④語順→⑤丁寧さの順で潰します。

動詞の形が崩れていると、ほかを直しても文全体が読めないままだからです。

⑤丁寧さの差分は、DeepLの側にも切り替えの口がある

DeepLの公式の機能ページには「敬称/親称の切り替え」があり、「訳文が日本語の場合は敬体と常体の切り替えが可能」と書かれています(2026年9月16日取得)。

開発者向けの技術資料でも、翻訳リクエストに formality というパラメータがあり、値は default / more / less / prefer_more / prefer_less の5つです(同日に developers.deepl.com のページを取得して確認)。

ここから分かるのは、丁寧さは「指定しなければ既定の値で訳される」ということです。

つまり⑤の差分が出たとき、自分の英文が間違いだったとは限りません。

「場面に対してかたさが合っていなかった」だけのこともあります。

⑤だけは、正誤ではなく段階として扱ってください。

DeepLに渡す前の3分|自分の英文を先に作る下ごしらえ

①で手が止まる人は、日本語のほうが長すぎます。

下ごしらえは4つだけです。

  • 日本語を1文ずつに切る。読点でつないだ長い文は、その場で2文に割る
  • 各文の主語と動詞を、日本語の段階で決めてしまう(「誰が」「どうする」を書き足す)
  • 英語が出てこない語は、日本語のまま < > で囲んで残す。調べない
  • 3分たったら、途中でも手を止める。完成させない

日本語は主語を落とす言語なので、2つ目の作業だけで英文の出来がはっきり変わります。

例を出します。

元の日本語=「昨日送った資料、確認してもらえましたか。」

主語と動詞を足す=「<私が>昨日<あなたに>資料を送りました。<あなたは>それを確認しましたか。」

この2文なら、英語が出てこない人でも何かは書けます。

そして、この「主語を足した日本語」をDeepLに貼るのがコツです。

元の省略された日本語のまま貼ると、DeepL側も誰の話かを決めきれず、差分が「自分のせいなのか日本語のせいなのか」分からなくなります。

DeepLの差分を学びに変える指示文5本(そのままコピーできます)

1本目だけは毎回使います。2本目から5本目は、1本目の結果で選んだ1種類にだけ使ってください。

貼り先は、DeepLではなく対話型のAIです。

1本目:DeepL訳との差を5種類に分類させる

あなたは英作文の差分を分類する係です。
これから3つを渡します。
A. 私が言いたかった日本語
B. 私が自分で書いた英文
C. 機械翻訳が出した英訳

次の順番で、日本語で答えてください。

1. BとCが違っている箇所を、出てきた順にすべて並べる
2. 各箇所を「B → C」の形で書く
3. 各箇所を、次の5つのどれか1つに分類する
   (1) 語の選び方
   (2) 冠詞
   (3) 時制
   (4) 語順
   (5) 丁寧さ・かたさ
4. 5分類の件数を表にして、いちばん多い分類を1つだけ言う
5. Bのままでも英語として通じる箇所には「通じる」と印を付ける

条件
・褒め言葉と励ましは書かない
・勉強法の提案はこの回答には書かない
・判断できない箇所は「判断できない」と書く
・Cを正解として扱わず、BとCの両方が成立する場合はそう書く

A:
(このあとに貼り付けます)

B:
(このあとに貼り付けます)

C:
(このあとに貼り付けます)

5番目の「通じる」の印が、この指示文でいちばん効く部分です。

機械翻訳の訳を全部正解にしてしまうと、直す必要のない箇所まで書き換えることになります。

2本目:冠詞の差だけを説明させる

次に渡すのは、私の英文と機械翻訳の英訳の、冠詞だけが違う箇所の一覧です。
各箇所について、日本語で次の4つを答えてください。

1. その名詞は数えられる名詞か、数えられない名詞か
2. その場面で a / an / the / 無冠詞 のどれになるか、理由を1文で
3. 私が書いた形だと、読み手にはどう伝わるか(誤解の中身を具体的に)
4. 同じ規則が当てはまる別の名詞を2つ挙げ、短い例文を1本ずつ

条件
・文法用語は1つの説明につき2語までにする
・「習慣的にそう言う」で終わらせず、判断の手順を書く
・私の文が成立している場合は「どちらも成立」と書く

一覧:
(このあとに貼り付けます)

冠詞は説明が長くなりがちなので、文法用語の数に上限をかけておきます。

読めない説明は、翌日に1文字も残りません。

3本目:語の選び方の差を、組み合わせとして覚えさせる

次に渡すのは、私の英文と機械翻訳の英訳で、単語が入れ替わっている箇所の一覧です。
各箇所について、日本語で次の5つを答えてください。

1. 入れ替わったのは「動詞」「名詞」「形容詞」「前置詞」のどれか
2. 私の語と訳の語を、意味の広さで比べる(どちらが広いか、狭いか)
3. その語と一緒に使われやすい相手の語を3つ挙げる
4. 私の語を使っても自然になる場面を1つ挙げる
5. 覚える単位を「動詞+名詞」の2語の組で1つだけ指定する

条件
・類義語を10個並べない。3つまで
・私の語が不自然な場合だけ、その理由を1文で書く
・最後に、2語の組を使った短い例文を1本だけ書く

一覧:
(このあとに貼り付けます)

単語を単体で覚え直しても、次に同じ場面が来たときに取り出せません。

2語の組にして初めて、口から出る形になります。

4本目:丁寧さを3段階で書き分けさせる

次の用件を、英語で3段階の丁寧さに書き分けてください。

用件:
(このあとに貼り付けます)

出力は表にして、列は次の4つにしてください。
・段階(かたい / 普通 / くだけた)
・英文
・その段階になっている理由(どの語・どの形がそうさせているか)
・使ってよい相手と場面

そのあとに、次の3つを書いてください。
1. 私が書いた英文は3段階のどれに当たるか
2. 今回の相手と場面に合うのはどれか
3. 段階を1つ上げ下げするときに触る語を、2つだけ

条件
・日本語の訳は付けない
・3段階の英文は、語数をそろえずに自然な長さにする
・敬語の説明を日本語の敬語に置き換えて例えない

丁寧さは、単語を丸暗記しても動きません。どの語がかたさを作っているかを見る作業です。

ここが分かると、メールの書き出しで止まる時間が短くなります。

5本目:3日分の差分から、繰り返し出る型を1つに絞らせる

これから、3日分の差分の一覧を渡します。
日ごとに、私の英文と機械翻訳の英訳の違いが並んでいます。

次の順番で、日本語で答えてください。

1. 3日を通して2回以上出ている差を、すべて抜き出す
2. それぞれに名前を付ける(例「時を表す語を文頭に置いてしまう」)
3. 出現回数の多い順に並べ、上位3つだけ残す
4. 1位の型について、私が次に書く文で先回りして確認する手順を3行で書く
5. 2位と3位は名前だけ残し、説明しない

条件
・1日だけに出た差は、すべて捨てる
・私の弱点を性格や姿勢の話にしない。文の形の話だけにする
・最後に「明日やること」を1行だけ書く

3日分の一覧:
(このあとに貼り付けます)

1日だけ出た差を捨てるのが、この指示文の肝です。

その日のお題に引きずられた差は、自分の癖ではありません。

3日連続で残った1つだけが、直す価値のある型です。

DeepLが得意なところと苦手なところ|任せる仕事と自分でやる仕事の線

線を引く材料は、公式ページの記載から取れます。

以下は2026年9月16日に、公式の機能ページ・用語集ページ・開発者向け資料を取得して読んだ範囲です。

場面どちらに任せるかそう決める材料
書式を保ったままファイルごと訳すDeepL公式が「文書翻訳機能を利用すれば、数回のクリックで、ファイル全体を元の書式を維持したまま訳せます」と説明している
社内用語・製品名を毎回同じ訳にするDeepL(用語集)公式の用語集ページが「専門用語や社内用語、製品名などの訳し方を一括管理できます」と説明している
看板・メニュー・スクリーンショットの文字を読むDeepL(画像翻訳)公式が画像翻訳の対象として「看板、スクリーンショット、レストランのメニュー」を挙げている
前の文を受けた「誰が」「何を」を補う自分開発者向け資料に context というパラメータがあり、説明は「Additional context that can influence a translation but is not translated itself.」=文脈は別枠で渡す設計になっている
その業界でしか通じない専門用語の訳を決める自分(決めてから用語集に登録)用語集という機能がわざわざ用意され、公式が「訳の正確性と一貫性を常に確保できます」と用語集の側に置いている
話し言葉のかたさ・距離感を決める自分丁寧さは formality の指定で変わる(default / more / less / prefer_more / prefer_less)。指定しなければ既定の値になる

表の下3行が、そのまま英語学習の伸びしろです。

主語の省略、専門用語、かたさの3つは、文脈を知っている人間にしか決められません。

そして、この3つはビジネスの現場で伝わるかどうかを分ける部分でもあります。

日本語の主語の省略が、DeepLとの差分として出やすい理由

「確認しておきます」という日本語には、誰が確認するのかが書かれていません。

英語にするときは、I なのか We なのかを決める必要があります。

1文だけ渡した場合、この選択の材料は文の中にありません。

だから、前後の文も一緒に貼るか、主語を日本語の段階で足しておきます。

これは翻訳の性能の話ではなく、渡す材料の話です。

材料を足せば差分が減り、減った分だけ自分が見るべき箇所がはっきりします。

DeepLの機能のうち、英語学習で実際に使うのはこの6つ

機能は多いのですが、答え合わせの用途で触るのは6つだけです。

機能公式の説明(2026年9月16日取得)答え合わせでの使い道
テキスト翻訳「どこからでも、30以上の言語でテキストを簡単に翻訳できます」②で日本語→英語を出す。ここが差分の相手になる
辞書「辞書機能を使えば単語の意味や訳を即座に確認できます」差分が出た語だけを、その場で意味の幅ごと確認する
代案機能「幅広い類義表現の一覧から最適な候補を選び、希望どおりの文章に仕上げましょう」自分が書いた語が候補に入っているかを見る。入っていれば「通じる」側
敬称/親称の切り替え「訳文が日本語の場合は敬体と常体の切り替えが可能」⑤丁寧さの差分が出たとき、切り替えて2つの訳を見比べる
用語集「用途に合わせてパーソナライズされた用語集を作成し管理できる」自分の仕事の用語だけ、訳を固定してから差分を取る
DeepL Write編集ツールとして「訂正のみ」「文体」「変更箇所を表示」が並ぶ自分の英文を貼り、変更箇所の表示で直された場所だけを見る

6つ目のDeepL Writeは、翻訳とは別の入口です。

公式ページには編集ツールとして「訂正のみ」「文体」「変更箇所を表示」が並び、文体とトーンを指定できると書かれています。

トーンの例として挙がっているのは「[熱意を伝える]、[フレンドリー]、[自信を感じさせる]、[丁寧]」です(2026年9月16日取得)。

③の差分取りを機械にやらせたいときは、DeepL Writeの「変更箇所を表示」が近いことをしてくれます。

ただし、こちらは自分の英文を直す道具なので、①を飛ばすと同じ問題が起きます。

先に自分で書く、という順番は変わりません。

DeepLで回す1回20分の手順(分単位の表)

時間で切るのが前提です。終わらせることより、毎日同じ形で回すことを優先します。

経過この時間にやること切り上げる合図
0:00〜1:00今日書く日本語を1〜3文で決める。仕事で実際に送る文章から取る文が決まったら次へ。題材選びで悩まない
1:00〜2:00主語と動詞を日本語の段階で足す。英語が出ない語は日本語のまま残す< > の数を数えて書き留める
2:00〜5:00辞書もDeepLも開かずに英語で書く。3分で手を止める途中でも止める。空白は空白のまま
5:00〜6:002:00で作った日本語だけをDeepLに貼り、英訳を出す自分の英文は貼らない
6:00〜9:00自分の英文とDeepL訳を上下に並べ、違う箇所すべてに印を付ける印の数を数字で書き留める
9:00〜14:001本目の指示文に3つを貼り、5分類の件数表を出させる件数表が出たら止める。深掘りしない
14:00〜18:00件数がいちばん多い1種類だけを選び、2〜4本目のどれかを回す2種類以上に手を出さない
18:00〜20:00元の日本語を見ながら、自分の言葉で英文を書き直すDeepL訳を写さない。1行メモを残して終わり

最後の2分を省くと、この20分はただの添削になります。

書き直すときにDeepL訳を見ないのがルールです。

見ずに書けた部分だけが、その日に自分の中へ入った分です。

1行メモは「今日直した1種類」と「明日先回りして確認すること」の2つだけ書きます。

3日たったら、DeepLとの差分を数字で見る

6:00〜9:00で数えた印の数を、3日分並べてください。

ここで見るのは合計の減り方ではなく、5分類の内訳の変化です。

合計は題材の難しさで上下するので、日ごとに比べても意味が出ません。

3日分がそろったら、5本目の指示文で繰り返し出る型を1つに絞ります。

その1つが、次の2週間で直す対象です。

DeepLを使っても英語が伸びない5つの型|英語講師としての観察

指導の場で見てきた限り、止まる人の使い方はだいたい次の5つに当てはまります。

1|日本語を長く書いてから、まとめてDeepLに投げる

300字の日本語を一気に訳させると、出てくる英文も長くなります。

長い訳文は、自分の英文と差分が取れません。

1回に扱うのは3文までにしてください。

2|DeepL訳をそのまま暗記する

訳文の暗記は、覚えた瞬間は前に進んだ感じがします。

ところが、少し違う場面になると取り出せません。

覚える単位は文ではなく、3本目の指示文で出した「動詞+名詞」の2語の組です。

3|差分をすべて「自分の間違い」として扱う

機械翻訳の訳は、正解の1つであって唯一の正解ではありません。

だから1本目の指示文に「通じる箇所には印を付ける」を入れてあります。

自分の英文が成立しているのに全部書き換えると、自分の言い回しが1つも育ちません。

4|5種類の差分を1回で全部直そうとする

印が20か所付いた日は、20か所全部を直したくなります。

そして翌日には、20か所のどれも思い出せません。

1日1種類に絞ると、3日で3種類は動きます。

5|英語→日本語の方向でしか使っていない

英文を読んで日本語にする使い方は、内容を理解するための作業です。

そこには自分の英文が1文も登場しないので、差分が生まれません。

学習として使うなら、日本語→英語の方向に限ります。

私は30歳のとき、英検3級の状態から英語をやり直しました。

語学学校・ワーキングホリデー・大学と3つの形で留学し、最初の海外勤務はオーストラリアでした。

そのあいだにいちばん効いたのは、書いたあとに答えを見て、差を数えるという地味な作業です。

当時は紙の辞書と赤ペンでやっていた工程が、いまはDeepLと対話型AIで20分に収まります。

DeepLと英語学習についてよくある質問

Q. 無料のままで足りますか。

A. この記事の手順は、1回あたり3文しか訳させないので、長文を扱う前提の機能は使いません。

公式の機能ページにはDeepL Proの内容として「文字数制限のないテキスト翻訳と文章校正」が挙げられています(2026年9月16日取得)。

料金と無料版の上限の数字は、公式の料金ページの本文を取得できなかったので、この記事には書いていません。

Q. 対話型AIに直接「英訳して」と頼むのではだめですか。

A. その方法でも差分は取れます。

ただし同じAIに訳と採点の両方をさせると、自分の訳を基準にした説明になりやすいです。

訳を出す側と、理由を説明する側を別にしておくほうが、説明が自分の英文の側に寄ってくれます。

Q. DeepLの訳のほうが短いときは、自分の英文が悪いのでしょうか。

A. 長さの差だけでは判断できません。

日本語の1文が2つの内容を含んでいると、英語では2文に割れて長くなることもあります。

1本目の指示文で5分類に当てはめて、どの種類の差なのかを先に決めてください。

Q. 学校の課題や英作文の宿題に使ってもよいですか。

A. 提出先の規定に従ってください。

この記事の手順は、提出物を作るためではなく、自分の英文と正解候補の差を見るためのものです。

提出するのは、18:00〜20:00で自分の言葉に書き直したほうの英文です。

Q. どれくらい続けると差分は減りますか。

A. 期間を言い切ることはできません。

題材の難しさで印の数は毎日動くので、合計の増減では判断できないからです。

見るのは、5分類のうち1位だった種類が入れ替わったかどうかです。

1位が入れ替わったら、前の1位は手当てが済んだ合図として扱います。

Q. DeepL Writeだけで済ませてはいけませんか。

A. 自分の英文を直す用途なら、それでも差分は見られます。

ただし直すのは「自分が書けた範囲」の中だけになります。

日本語から訳させると、自分がそもそも思いつかなかった言い方が出てくるので、伸びしろが外に広がります。

2つを併用するなら、日本語→英語の訳を先に見て、そのあとに自分の英文をDeepL Writeへ入れる順番です。

まとめ|DeepLは順番を変えるだけで、答え合わせの道具になります

DeepLを先に引くと、自分の英語が生まれません。書いたあとに引くと、差分が教材になります。

やることは3つです。

  • 主語と動詞を足した日本語を用意し、3分で自分の英文を書く
  • 同じ日本語だけをDeepLに貼り、自分の英文と上下に並べて印を付ける
  • 1本目の指示文で5分類に割り、件数が最多の1種類だけを手当てする

5分類は、語の選び方・冠詞・時制・語順・丁寧さです。

このうち丁寧さだけは正誤ではなく段階なので、直す対象から外して構いません。

そして最後の2分で、DeepL訳を見ずに自分の言葉で書き直します。

見ずに書けた部分だけが、その日の取り分です。

この記事の情報の取り方

  • DeepLの機能・用語集・DeepL Writeの記載は、2026年9月16日に各ページを直接取得し、本文の表記をそのまま読みました
  • formality の値と context パラメータの説明は、同日に開発者向けの技術資料を取得して確認しました
  • 英語の引用は、取得した時点のページにあった表記をそのまま写しています
  • 料金・無料版の上限の数字は、料金ページの本文を取得できなかったので1件も書いていません
  • 対応言語数は、公式の機能ページにあった「30以上の言語」という表記だけを使いました
  • 翻訳精度の比較や、他社の翻訳サービスとの優劣は、自分で同条件の測定をしていないので書いていません
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